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スタッフブログ

2014年3月26日

万引き商品をスーツケースに入れて運ぶベトナム航空社員

テーマ:最近の犯罪について(163)

ベトナム窃盗団:空港への運び役CA、万引き役ら逮捕

国内で万引きされた衣料品をベトナムに持ち出す目的で空港まで運んだとして、警視庁組織犯罪対策1課は26日、いずれもベトナム国籍で、ベトナム航空客室乗務員(CA)のG容疑者(25)と、万引きの実行役などとみられる男女5人の計6人を盗品等運搬と窃盗容疑などで逮捕したと発表し、東京都千代田区のベトナム航空日本支社を家宅捜索した。  

G容疑者の逮捕容疑は昨年9月、仲間のベトナム人らが川崎市の衣料品販売店で万引きしたジャケットなど21点(約13万円相当)を盗品と知りながら大阪府内のホテルから関西国際空港まで運んだとしている。

同課の調べに対し、G容疑者は「盗品とは知らなかった」と否認している。  

同課によると、G容疑者は昨年6月以降、仲間が盗んだ商品を1点当たり250〜300円の手数料で空港まで運搬し、総額約300万円を得ていた。手荷物としてスーツケースに入れて機内に持ち込んでいたとみられる。

(毎日新聞 2014年03月26日より引用)

万引きした商品をキャビンアテンダントに運搬を依頼して本国で販売する、という手口は以前もドラッグストアの薬品などであった、と記憶しています。
今回も21点もの衣服をスーツケースに入れて運んだということで、手数料は5250円~ 6300円。昨年6月からでは総額300万円。ほんの小銭稼ぎのつもりだったのかもしれませんが、ベトナム航空の職まで失う大きな代償を払うことになりました。

実際に万引きの実行犯以上に氏名まで新聞に掲載されています。

万引き犯の目的は、学生の「遊び」なのか、今回のような転売目的の「生活のため」なのか、最近増える高齢者の「さみしいから」といったものなのかきちんと分析する必要があります。
学生の遊び、高齢者のさみしさからの万引きの場合には、犯罪者がそうした犯罪を行う心理的な原因も考え対策をすることが重要です。

学生が遊びで万引きをするのをなくすには現場の店舗だけでなく、学校や家庭での教育が必要です。
「万引きは犯罪であり、そうしたことをすると大きな代償がある」ということをきちんと教育として教える必要があります。

高齢者が行う万引きにはさみしいという気持ちから行うものもあれば、生活が苦しくて行うものもあります。
いずれにしても高齢者を地域で孤立させないための取り組みが必要となってきます。定期的に困ったことがないかを訪問して確認したり、顔を見た時に「お元気ですか?」と声をかけるといったこと大切ではないかと考えます。

今回のような転売目的の万引きに対しては今回のように「換金するルートをつぶす」ことが必要です。

そしていずれの理由にしても「万引きしにくい環境を作る」ことが重要です。
・店舗内のレイアウトを見直し、死角をなくす
・店内POPを見直し、棚が見えやすくする
・万引きされやすい商品をレジの近くや見やすい場所に移動する
・「いらっしゃいませ」と顔を見て来客に大きな声で挨拶する
・気になる客には「なにかお手伝いしましょうか」と声をかける
・防犯カメラを設置し、防犯カメラが設置していることをステッカーなどで目立つように提示する
・カメラの設置場所に死角がないか、逆光などで不鮮明になっていないかなど見直す
・常に店内で万引き犯に出くわした時の対応に関して教育を行う。
といったことが重要です。

鮮明な画像で録画可能なフルハイビジョンカメラなどがお勧めです。
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2014年3月24日

フードディフェンスを考える上で必要なこと

テーマ:セキュリティハウスについて(146)

「フードディフェンス」という言葉をここ数カ月非常によく耳にするようになりました。

食品を守る・・・フードディフェンスを考えている企業が急増しています。

あの異物混入事件前後から特に食品工場では、食品を守るための防犯カメラの設置が取り引きの上で必須条件、といった情報も聞いたことがあります。

フードディフェンスのためには、外部からの犯罪対策、内部犯罪対策、作業ミス防止の3面から考える必要があります。

たしかに防犯カメラを設置することで「抑止力」として犯罪が発生しにくい環境を作ることができます。

但し、実際には、その防犯カメラの性能によっては録画されている画像を引き伸ばすと不鮮明であったり夜間照明がない場合には暗くて充分な画像が映っていない、ということもあります。

どういう性能の防犯カメラなのかまできちんと拘って、どんな場面を映したいのか、その現場の条件などをきちんと業者に伝え防犯カメラを選択する必要があります。 価格だけで安いものを選ぶと性能面はもちろんのことメンテナンスの面でも不具合時に対応が十分でないケースも見受けられます。一度購入すると5年以上は使用するものですから、その期間不具合に対してきちんと対応できるメーカーの商品、販売代理店を選択していないと後々大変なことになります。

防犯カメラの選択は価格だけでなくそうした品質保証面、アフターメンテナンス面も含めて総合的に判断する必要があります。性能に関しては、画素数などを言われてもピンとこないことが多いでしょうから、「自動車のナンバープレートまで録画映像で読み取ることができるカメラ」といった表現で指定すべきだと思います。

特に店舗や工場の場合には、防犯カメラだけで目的は果たすことができるでしょうか?

厳密に言えば、防犯カメラは何か異常が発生した時点で確認する「事後確認」が中心のシステムです。

犯罪を防ぐ、という面ではそれだけでは不十分と言わざるをえません。

外部からの侵入者による犯罪を防ぐためには、外部からの侵入を許さない、侵入しようとした瞬間に検知し音と光で威嚇撃退すすシステムがお勧めです。・・・・・・外部から不審者を入れない「外周警備・侵入警戒システム

外部からの侵入者対策とともに内部犯行を防止するためには、入室できる人間を制限するとともに誰が、いつ入室して、いつ退出したかが自動的に記録される「入退出管理システム」がお勧めです。特に生産ラインごと、建物ごとなどで別に管理するとともに、侵入警戒システムや防犯カメラシステムと連動させることでより「安全」を手に入れることができます。

従来のカメラの約6倍の高画像で生産ラインの手元や駐車場の車のナンバープレートまで鮮明に読み取ることができるフルハイビジョンカメラ

管理責任者がいつでもどこからでも現場の生産ラインの状況を手元まで確認できる「遠隔監視システムi-NEXT

こうしたシステムを連動させることで本当の意味での「フードディフェンス」をかなえることができるのではないでしょうか?

 

 

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2014年3月4日

【2014年3月4日~7日まで開催】SECURITY SHOWの様子を公開しました

テーマ:その他(120)

セキュリティショー

今日からセキュリティショーが始まりました。多くの方で会場はにぎわっております!
フォグガードの実演もブースでは行っており、機器も充実しておりますので、
是非みなさまの御来場をお待ちしております。



[会期]
2014年3月4日(火)~7日(金)
午前10時~午後5時(最終日のみ午後4時30分終了)


[会場]
東京国際展示場「東京ビッグサイト」 東2・3ホール
(東京都江東区有明3-10-1)

※弊社のブースは「東3ホール ブース番号SS3422」でございます。にて出展しております。


[入場料金]
当日券
2,000円 (同時開催の展示会と共通、税込み)


[主催]
日本経済新聞社

セキュリティショー

セキュリティショー

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2014年2月25日

硝酸銀水溶液を盗み廃液業者に転売

テーマ:最近の犯罪について(163)

感動のソチオリンピックが閉会しました。浅田真央選手の素晴らしい演技と涙、笑顔に一緒に泣いた方も多いと思います。記録にはならなかったけれど、記憶に残る素晴らしい演技だったと思います。

そんな感動を与える人間もいれば、子会社の物を盗んで転売する、という狡い人間もいます。今回は富士フイルムの社員で、硝酸銀水溶液を盗み廃液業者に転売していました。

富士フイルム社員、子会社から硝酸銀2億円分窃盗した疑いで逮捕 富士フイルムの社員が、銀が含まれる化学溶液を子会社から盗んだとして逮捕されました。被害総額は3年間で、およそ2億円にのぼるとみられています。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、富士フイルムの社員・A容疑者(51)で去年12月、以前出向していた富士フイルムの子会社の敷地内から100万円以上に相当する硝酸銀水溶液およそ32リットルを盗んだ疑いが持たれています。

 硝酸銀水溶液は写真の感光剤の原料として利用されていて、去年10月に在庫を調べたところ、およそ3700リットル分が無くなっていることが判明し、防犯カメラなどからA容疑者が浮上したということです。A容疑者は盗んだ硝酸銀水溶液を廃液業者に転売していて、被害総額はおよそ2億円にのぼるとみられています。

(TBS系(JNN) 2月24日(月)より引用)

北京オリンピック等で金属価格が高騰し、金属を盗んで業者に転売する「金属盗」が数年前から多かったのですが、硝酸銀水溶液を廃液業者に転売というのは初めて耳にしました。

以前出向していた子会社とありますので、どこに在庫があるのかもわかっており盗みだすのも難しくなかったのではないかと思います。

というのが、多くの会社が社員が退職したり移動しても鍵の場所、セキュリティの暗証番号などをいちいち変更したりはしていないことが多いからです。

出向していた、ということはある程度長い時間その会社で働いていたということで、そこに後に侵入するのはまったく新しい場所に比べて比較にならない位たやすいということです。

だからこそ、鍵だけではだめということで、入退出管理システムで、入室できる人を限定し、退職したり移動した場合にはすぐにその人のデータを消去することで入室できないようにする必要があります。

又、誰が、いつ入室し、いつ退出したかを自動的に記録することができます。

今回は防犯カメラで犯人にたどりつくことができましたが、防犯カメラも犯人の顔が鮮明でないと犯人逮捕には結びつきません。今設置しているカメラの録画映像を見直す必要があると思います。 ここ1、2年で防犯カメラの映像が大きく進化。フルハイビジョンカメラでは従来の6倍以上と、非常に鮮明です。

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2014年2月19日

オリンピック中継は防犯になる?

テーマ:最近の犯罪について(163)

羽生選手の華麗な演技、葛西選手の涙と新ヒーローの活躍で日本列島熱くなったり、感動している人も多いと思います。
ふと、このソチオリンピックは「防犯」にプラスかマイナスか?と考えてみました。

まず、多くの人が深夜にも関わらず実況中継を見ている、という事実です。
フィギュアスケート男子FSは瞬間最高視聴率23.1%という数字です。

日本時間15日未明に、羽生結弦選手(19)が金メダルを獲得したソチ冬季五輪・フィギュアスケート男子FSを中継した、フジテレビ系の中継番組の視聴率が、関東地区で平均16・6%、瞬間最高23・1%を記録したことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。 番組は14日午後11時から翌15日4時50分にわたって放送。日本男子フィギュア初の金メダルに期待が集まり、深夜帯に5時間40分の長時間放送だったが、異例の高数字をマークした。(ディリースポーツ2月17日より抜粋)

4人に一人がこの実況中継を見ていた、ということで、この数字には驚きました。
夜の11時から朝の5時前まで、ずっとではないにしても起きている人がこれほどいる、というのは日常あまりありません。
泥棒の手口の一つである「忍び込み」の侵入時間としては最も多いのが2時前後。つまり通常であれば就寝中の時間帯です。
ところが、このオリンピック期間中は、深夜にもかかわらず起きてテレビを見ている家が多い、ということで、忍び込みの手口での侵入窃盗は非常にやりにくい、ということがいえると思います。
(とは言っても、TVに熱中し過ぎて、どこまで効果があるかは??ですけどね)

犯罪者、というのは人目につくのを最も嫌がります。
侵入防止4原則、というのを警察が発表していますが、
① 目(人目につくのを嫌がる)
② 音(音が鳴るのを嫌がる)
③ 光(明るく照らされるのを嫌がる)
④ 時間(犯行に時間がかかるのを嫌がる)
ということですが、音と光、時間も「人目につきやすくなる」ので嫌ということで
人目につかずにそっと侵入できる環境を最も好むということです。

但し、一般家庭では夜間に侵入する「忍び込み」よりも、昼間留守宅を侵入する「空き巣」の方が多いため、安心するのは早計です。

やはり24時間、家族がいる時も、無人の時も守ってくれる「予防」を重視した自主機械警備システムが最適ですよ。

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