脱法ハーブ欲しさに中学生が空き巣を繰り返す
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<空き巣>「脱法ハーブ欲しくて…」少年3人逮捕 警視庁
空き巣狙いをしたとして、警視庁少年事件課は26日、埼玉県北本市の少年(18)ら16~18歳の無職少年3人を住居侵入と窃盗容疑で逮捕したと発表した。
同課によると、3人は「脱法ハーブを買う金が欲しくてやった」と容疑を認め、今年2~3月に県内で計13件(被害額約220万円相当)の空き巣をしたと供述しているという。
逮捕容疑は3月4日、吉見町の男性会社員(50)宅など2軒に窓を割って侵入し、現金約6万円やゲーム機などを盗んだとしている。 同課によると、3人は家出中で、2月から北本市の少年が所有する乗用車内で生活しながら、空き巣を繰り返していたとみられる。車内からは脱法ハーブの空袋約90個が見つかった。
(毎日新聞5月26日より引用
こうした中学生等若年層の犯罪の動機は「遊ぶ金が欲しい」「遊びの延長で万引き」「親に対する反抗」といったものが多いですが、今回は「脱法ハーブを買うお金が欲しい」ということで、どちらも窃盗という犯罪ではありますが、より深刻なように感じられます。
家出をして乗用車の中で寝泊まりをしながら「ガラス破り」で侵入を繰り返し、現金やゲーム機などを盗んでいた、
ということで、中学生とはいえ、立派な?泥棒、プロの泥棒になってしまっています。
乗用車を脱法ハーブを使用しながら運転をしていたとしたら、危険運転にも無免許運転にもなります。
今回の逮捕が更生へのスタートになって欲しいと思います。
こうした「空き巣」の手口で「無施錠」(施錠されていない窓や扉から侵入する手口)に次いで多いのが「ガラス破り」です。窓ガラスや扉のガラスをドライバー等で割り、そこからクレセント錠前などを開けて侵入する手口で、こうした犯行にかけられる時間はほんのわずか、その短時間で侵入をすることになります。
こうした「ガラス破り」をされるのは、道路などから死角になって目立ちにくい窓や扉です。
例えば塀が高かったり、植木がうっそうとしていたり、夜間に電灯がなく暗かったりする場合、「人目につきにくい」ということで「泥棒にとっては侵入しやすい環境」であると言えます。
泥棒は一瞬の間に建物を見て「侵入しやすいかどうか」を下見をし、犯罪ターゲットを選ぶことが多いです。
こうした下見の時点で「ここは侵入しにくいのでやめよう」という気持ちにさせることで、犯罪ターゲットから外させ、侵入被害に遭わないようにできればいいですよね?
こういう考えで防犯=犯罪を防ぐことを目的に提案しているのがセキュリティハウスの自主機械警備システムです。
犯罪者は嫌がる「犯罪防止4原則」①目、②音、③光、④時間を駆使し、犯罪者が嫌がる環境を作ることで
「狙わせない」「侵入させない」を目的としたシステムです。
こうした「予防」を重視した防犯システムが広がれば、犯罪がしにくくなり、ちょっとその気になった犯罪予備軍が犯罪を思いとどまってくれれば確実に犯罪は減ります。
多くの窃盗犯が何度も侵入窃盗を繰り返していますが、誰もが最初は初犯です。
初犯の時に思いとどまることで、悪の道に染まる人間が少なくなれば本当にいいですよね。
犯罪は事後対応、つまり侵入されてからの対応では遅いのです。
今回の中学生の事件を見て本当に痛感しました。