フルハイビジョンカメラ
今までの防犯カメラは38万画素が標準でした。
フルHD防犯カメラはなんと235万画素!実に6倍以上です。
今まで記録が困難であった紙幣の種類や車のナンバープレート、 人の顔を鮮明に映し出すことが可能となりました。
防犯カメラの映像は今までニュースなど見てもそんなに綺麗な映像ではなかったですよね。
今までは防犯目的に使用するために映像の美しさよりもカメラ自体の耐久性や、暗い場所でもよく映るようにということが重要視されていました。
また、防犯カメラは24時間365日記録し続けなければならないという特徴を持っていました。
映像といえばご家庭で使われています普通のテレビの映像が急に綺麗になりましたよね?
数年前、巷でよく言われた地デジ化。
文字や細かい部分もはっきり見えるようになりましたね。
今まで見えなかった女優さんの顔のシミやしわ等がはっきり見て取れるようになってテレビ出演を嫌がるタレントさんが増えたそうです。(笑)
映像がきれいになればなるほど録画時間が短くなりますよね。
ビデオテープのときにも2時間テープを3倍モードで録画すると画像が粗くなりました。
その代わりに6時間録画出来ました。
今ではテープではなくハードディスクに記録したり、DVDに記録したりもっと画質や記録時間を追及するとブルーレイになります。
ハードディスクレコーダーも出始めのころは30GB(ギガバイト)程度でしたが、いまは2TB(テラバイト、1TBは1,000GB)程度が標準となってきました。
記録するハードディスクやUSBメモリーが大容量になった為に防犯カメラも高画質を追及できるようになったのです。
また、暗い場所も鮮明な映像を得る技術も進歩し、デジタル放送の技術(HD-SDI)を応用したフルハイビジョン式の防犯カメラが登場したのです。
この機会に是非フルハイビジョンにリニューアルの検討をしてみてはいかがでしょうか?
アナログカメラ、メガピクセルカメラ、フルHDカメラの相違点と選択
一言で違いは画素数の違いです。
アナログカメラは38万画素、メガピクセルカメラは130万画素、フルHDカメラは235万画素となっております。
画素数が大きくなればなるほど細かいところまで再現できます。
但し、記録したりインターネット経由で画像を見るときに画像が大きく、重たくなります。
例 200万画素:約201KB 130万画素:約128KB 30万画素:約48KB
画素数が多くなると、記録する時間が短くなり、パソコンやスマートフォンで見たときに画像が止まったりしてしまいます。
画素数が多いものは手元のアップや車の車種、人の顔を近くから記録する場合に使用します。
例:レジの上から現金の授受の確認、出入り口の人の顔を記録する場合
但し、ナンバープレートはヘッドライトなどの強い光でハレーション(光で画面が真っ白になる現象)状態になり、
見えない場合があります。
また、画素数が多いカメラは配線可能距離が短くなり、広い敷地は苦手とされています。
このようにカメラにはそれぞれに長所がありますので、記録したい場所や用途によって組み合わせることが必要です。
メガピクセル・フルHDカメラのおすすめ場所は、鮮明な画像で確認・記録を行いたい場所。
被写体の状況を鮮明に詳細まで確認したい場所などに適しています。
設置場所や条件によって補助機器(照明や旋回・ズーム装置など)と組み合わせて使用します。
近年はフルHDカメラ(HD-SDIカメラ)が主流になってきており、特別な条件(配線距離が長い。
記録装置の容量制限(記憶容量の少ない装置で長期間記録を行う場合など)により
従来のアナログカメラを使用する程度になってきています。
メガピクセルカメラについては、ネットワークカメラでの主流になってきています。
ネットワークカメラでフルHD画質も一部で発売されていますが、
インターネット回線の速度及び送信容量制限の関係であまり使用されるケースは少ないです。
(LAN接続でネットワークレコーダーに記録する場合には使用される場合があります。)
価格面では従来のアナログカメラを選択することが多いですが、
鮮明な画像で確認・記録を行う場合にはフルHDカメラ(HD-SDIカメラ)を選択することをおすすめします。
現場別おすすめカメラ
【駐車場など】
屋内駐車場では照明がありますが、屋外駐車場には照明がない場合があります。
照明がないと夜間撮影が出来ません。
このような場合には照明を設置するか赤外線照明内蔵のカメラが必要です。
尚、赤外線照明では白黒撮影となりますので、色の識別は出来ません。
クルマの色を識別したいのであれば、通常照明を使ってカラー映像での撮影が可能です。
(昼間や照明が点灯して明るい場合はカラー映像で撮影が可能で、
暗くなると赤外線照明が点灯して、白黒映像の撮影が可能です。)
【店舗】
24時間営業の店舗では常時照明が点灯しているので、赤外線照明内蔵カメラは必要ありません。
夜間閉店する店舗では照明がありませんので、赤外線照明内蔵カメラが必要です。
【事務所】
夜間は無人及び照明も消灯している場所なので、基本的には赤外線照明内蔵のカメラをおすすめします。
また、見た目を気にする場合にはカプセルカメラをおすすめします。
以上、お客様の「心配な事」を「防犯のプロ」の立場から見て、
カメラの種類を選び、最も効果のある防犯対策としてのカメラシステムをご提案致します。