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スタッフブログ

最近の犯罪について

2014年1月16日

食品工場 異物混入 防犯カメラ

国内で製造された冷凍食品に農薬が入っていた。人為的に混入された疑いが濃厚だ。だが、一企業の問題として片付けるべきではない。  

一様に口が重い。製造する冷凍食品から農薬マラチオンが検出された、アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)。

今月8、9日、駐車場から工場へと向かう従業員たち30人ほどに声をかけたが、無言で歩を速める人ばかり。製造ライン担当という男性2人から、「世間を騒がせてしまい残念」といった思いを聞き出すのがやっとだった。  

疑いの目が向けられているのだから、当然かもしれない。製造工程でマラチオンは使わない▽汚染濃度は同じ袋に入った製品でもまちまち▽袋に穴や破れはない▽部外者が工場に侵入した形跡も見当たらない──ことなどから、工場関係者が、製品を加工してから包装し終えるまでの間に、故意に農薬を混入したとの見方が有力なのだ。  

県警は業務妨害容疑などでの立件を視野に捜査を進めている。従業員たちに任意で事情を聴き、工場内のカメラの映像を分析しているという。 「業務妨害というレベルではない。農薬混入が人為的なものであれば、それは『テロ行為』と考えるべきです。真の被害者は企業ではなく消費者なのです」

(AERA1月20日号より抜粋記事の引用)

「防犯カメラの映像の分析」という言葉が初めて出てきました。
これまでもずっと注意深く各ニュースを読んでいましたが、どんな防犯システム・防犯カメラが設置されているのかどうかもなかなか紹介されていませんでした。

防犯カメラは設置されているようですが、いつ頃に設置しているものかで、どの程度の状況まで録画映像で確認できるかが推測されます。
前のものであればカメラの種類にもよりますが拡大した時に鮮明な画像で確認することは難しくなります。
フルハイビジョンカメラなどであれば、従来のアナログカメラ(38万画素)の6倍以上の高画像のため、作業員の手元まで拡大しても確認することができます。そういうものであればいいのですがそうでないと拡大すると手元までは鮮明に見ることができないのではないかと推測します。

又、防犯カメラの録画映像を別にバックアップをして保管しているかどうかです。銀行などを除くと従来は約1カ月保管した後新しい画像を上書きされてしまっています。今回のように過去に遡ってその時点の作業員の状況を確認したい、ということになると、USBメモリーなどでバックアップしておく必要があります。そうした防犯カメラの性能だけでなく、運用方法から見直す必要がありそうです。

どちらにしても、記事にあるように多くの消費者が困惑し、気分が悪くなった人以外にも不安になっている人も多いと思われます。
流通小売業においてもなかなか返品されてきていないため大きな不安をかかえることになるとともに、他メーカーの商品も含めて売上が心配なところです。

こうした食品工場の異物混入防止システムとしては、
●見える化で異物混入防止
●個人レベルの入退出管理
●狙わせない外周警備
があります。
いずれにしてもどれか一つだけで守るのではなく複合的にシステム化することで犯罪が発生しにくい環境を作ることが重要です。
そのためにも防犯のプロのコンサルを受けることをお勧めします。

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2014年1月7日

海外での流しのタクシーにはご注意ください

年始早々に入ってきた本当に切ない悲劇ですが、もう二度とこうした被害に遭わないためにも 取り上げて警告したいと思います。

南米エクアドルで昨年末、新婚旅行中の日本人夫妻が銃撃され死傷した事件で、夫妻が乗ったタクシーは一般タクシーと異なり、車内に防犯カメラが設置されていなかったことが6日分かった。目撃情報から別の車が後をつけていたことも判明しており、捜査当局は犯行グループが初めから強盗目的で夫妻を車に乗せたとみている。  

エクアドル政府は昨年、タクシーによる特急誘拐やタクシー強盗を防ぐため、助手席や後部座席にカメラの設置作業を始めた。映像は監視センターに自動的に送られるほか、緊急ボタンを押せばセンターに連絡が届くシステムを構築した。  

事件のあった最大都市グアヤキルや首都キトでは流しも含め多くのタクシーへの設置が完了しているが、犯行車両からの映像はセンターに届いていなかったことが確認された。  セラノ内相は「日本人を標的にした犯行ではない」と指摘。被害者の夫妻は市内有数の高級ホテルで夕食後、宿泊先の別のホテルに戻る途中に襲われたことから、犯行グループはより多くの金を奪える富裕層を狙って有名ホテル前で客を待ち、犯行に及んだとみられる。(共同)

(日刊スポーツ 1月7日より引用)

タクシーによる誘拐や強盗対策に政府がタクシーに防犯カメラを設置し監視センターに自動的に映像が送られたり、緊急通報システムで監視センターに通報されるようになっている、ということですから、こうしたタクシーを使った犯罪が多発しているのだと推測されています。

但し、ご夫婦が乗られたタクシーからは監視センターに映像は届いていませんでした。高級ホテル前でお金を持っていそうな人間を乗せて強盗、というのを最初から狙っていたのではないかと見られています。
TVのニュースでは「高級ホテルで呼ぶタクシーは料金が高いので流しのタクシーを利用した」と伝えていました。

本当のことは当事者でないとわかりません。
しかし、海外では「日本の常識は世界の非常識」と捉えるべきです。
日本のタクシーは、中には乱暴な運転手などもいますが、運転手が客に強盗したりどこかに連れ去ったり・・といった犯罪は記憶にありません。客が強盗したり金を払わずに揉めるということはありますが、荷物を出してくれなかった、口のきき方が乱暴だった、というたぐいのクレーム位だと思います。

ところが海外ではそうではありません。
ホテルやレストランで呼んでもらったタクシーでも注意が必要です。
決められたタクシー乗り場以外に止まっていたり、流し、というのは絶対に避けるべきです。

特に駅や空港のタクシー乗り場以外に止まっている白タクはかなりの確率で
ぼったくり、つまりとんでもない高額を要求されます。
私も以前プラハで疲れてついつい声をかけられて駅でタクシーに乗りました。
乗った瞬間に、「やばい」と感じました。車の中の雑然とした感じが凄く嫌な感じでした。
やっぱりほんの2メーターな距離に凄い金額を言われました。
つたない英語で「そんな金はない」と言うと、「銀行に行け」と言われました。
「ホテルに行け」というとトランクを乗せたまま車を出そうとしました。
大声で「ノー。ヘルプミー」と叫んだところ、その通りの前のカフェから
英語のわかる男性が出てきて相手に話をしてくれて
「いくらくらいなら出せるか」と聞かれたので
通常と思える3倍位の金額を伝え、それでなんとか交渉が成立しましたが
無事タクシーからトランクを出して降りることができた後、
ちょっと震えました。

その男性がいなかったら・・
もし人通りがない道だったら・・
もっと山の中とかに連れていかれていたら・・
考えるとほんとに恐ろしくなりました。

フリーで海外を自由に動きまわるのは、団体旅行にはない楽しさがあります。
現地の人とふれあい、その土地をじっくり感じることができます。
しかし、トラブルも全て自分で対応する必要があります。
トラブルを回避するため「犯罪に遭う確率」を下げる行動を取る必要があります。防犯は犯罪に遭ってから対処するのではなく予防が重要なのです。

海外で夜間出歩くのは危険。これができるのは日本だけです。
流しのタクシーも危険に遭う確率が高くなります。
ホテルの立地場所にも注意が必要です。
ホテルの自分の部屋やセーフティボックスさえ万全ではありません。

ホテルのランク、星の数はイコールではないでしょうが
その料金の一部は安全のための対策費と考えるべきかもしれません。

今回の悲劇を繰り返さないために。

心よりご冥福をお祈りします。
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2014年1月6日

冷凍食品へ農薬混入

異物混入・・何か原因で誰が行ったのか?

いずれにしても、一人の犯罪者の犯行が企業の存続をも揺るがす大きな事件となってしまいました。

冷凍食品農薬混入、包装室中心に捜査  

マルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」が製造した冷凍食品から農薬が検出された問題で、警察は商品を袋詰めする包装室で農薬が混入した可能性が高いとみて捜査しています。  

この問題は、アクリフーズ群馬工場が製造した冷凍食品から農薬の一種で殺虫剤の「マラチオン」が基準値の最大150万倍の濃度で検出されたものです。警察は何者かが意図的に農薬を混入した可能性があるとみていて、これまでに商品を購入した人から異臭がするなどの訴えは、14都府県から21件に上っています。  

警察などによりますと、農薬が検出された商品を包装する袋には穴など外側から農薬を混入した形跡はなく、また、これらの商品は種類ごとに別々のラインで製造された後、1つの部屋で包装作業が行われていることなどから、警察は包装作業を行う部屋で農薬が混入した可能性が高いとみて捜査しています。  

一方、工場では6日もマルハニチロによる従業員の聞き取り調査が行われていて、農薬が混入したとみられる去年10月ごろに工場内で不自然な動きをする人物がいなかったかなど、従業員から話を聞いています。(TBSニュース1月06日より引用)

「農薬を梱包時に混入したとみて従業員に聞き取り調査をしいている」
というのが現状のようです。

防犯カメラに関する記載がないので、防犯カメラは設置されていないのかもしれません。設置されていれば録画映像を確認することも可能ですがそうした記述はどこにもありませんでした。

袋に穴が開いていない。色々な商品に混入されているが梱包は一カ所の梱包室、ということで、この商品を袋詰めする包装室への出入りする人間を警察では調べているようです。

商品を袋詰めする包装室への入室管理システムが導入されていたかどうかもニュースには記載されていません。

こうした犯罪の場合、「愉快犯」又は「企業への恨みを持つ人間による犯行」の二種類が考えられると思いますが、どちらにしても大手企業が企業存続に係わる状態に追い込まれてしまいました。
多分従業員の間でも疑心暗鬼となり、人間関係も元の状態には戻らないでしょう。
そして最も大切なお客様の信用も失ってしまいました。

本来、この企業も犯人の被害者であったにも関わらず
この企業自体が加害者とまではいかなくても経営者が頭を下げ、謝罪するという状態となっています。
犯人が特定され、安全が確認されるまで新しい商品の製造も、商売もすることができません。

これからの企業は「自社を守る」「商品を守る」「お客様を守る」「従業員を守る」ために防犯システムを設置する必要があります。
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2013年12月28日

地蔵盗難

仏像盗難が多発していた背景には「仏像が高く売れる」ということがありました。

今回 神戸で逮捕された泥棒は「地蔵盗難」
やはり質屋で換金していました。

地蔵盗、質店で換金…「金になる」友人にも指南

神戸市内の牛丼店で強盗をしたとして逮捕、起訴された住所不定、無職A(22)が同市内で地蔵菩薩(ぼさつ)像7体を盗んでいたことがわかり、兵庫県警長田署は近く窃盗容疑で書類送検する。  

捜査関係者が取材に対し、明らかにした。A被告は質店で換金し、友人にも地蔵盗を指南。阪神大震災でがれきから掘り出された地蔵もあり、住民は「復興を見守ってくれたお地蔵様を金のために盗むとは」と憤っている。  

捜査関係者によると、A被告は10月4~10日、同市長田、兵庫両区の道路脇などのお堂6か所から地蔵7体(高さ20~25センチ)を盗んだ疑い。夜、自転車で回ってリュックサックに入れて運び、市内の質店で1体3000円で換金していた。「質店に最近は仏像などが売れていると聞き、金になると思った」と容疑を認めているという。

 A被告は10月下旬、市内の牛丼店で8万円を奪った容疑で逮捕され、その後の捜査で地蔵盗が判明。友人で兵庫区の無職・B被告(21)にも「地蔵は金になる」と吹聴。B被告は手口をまねて10月に同区などで地蔵2体を盗んだとして11月に逮捕され、その後、窃盗罪で起訴された。B被告も質店で換金していた。  

捜査で見つかり、現在は大切に安置されている。  

日本石仏協会(埼玉県)によると、鑑賞や古物商への転売目的で盗まれる被害が全国で多発。最近はお堂に鍵をかけて管理するケースも増えた。神戸市内の質店経営者は「古い地蔵が人気で、1体2000円で買い取り、3万円で売ったこともある」と明かす。  同協会の坂口和子会長は「地域信仰のよりどころとなる地蔵の価値が受け継がれず、金になるものは何でも盗むという人が増えたのではないか」と指摘する。

(読売新聞 12月28日(土)より抜粋)

仏像盗難防止のためには、仏像を持ち上げたら警報を出すシステムや、敷地の中に夜間等侵入してきた時に警報を出すシステムなどが効果があります。
また、抑止という意味では防犯カメラを設置して「人目につきやすい環境」を作ることも効果的です。

しかしながら「地蔵盗難」となると、道路などに安置されており
誰でもいつでもお参りできる・・というのがお地蔵様ですから
なかなか侵入警戒システムを設置する、というのは難しい、というのが実情です。
この地蔵盗難に対する防犯対策としてできることを考えてみました。
一つには、地域での見守り。お地蔵様へのお参りをしながら無事を確かめる回数を増やす、ということです。
地域で挨拶をしながら住民がお参りしている中、なかなか盗む機会を得にくいと思います。

そしてもう一つは質屋さんへの警察からの規制。
仏像や地蔵を持ち込まれた時に安易に受けないように規制ができないものでしょうか。やはりそこを絶たないと難しいと思います。
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2013年12月27日

放火の検挙率日本一は富山県、ワースト日本一は?

検挙率

 というサイトで調べたら出てきた色々な刑法犯の都道府県別検挙率。

●放火事件検挙率が日本一高い都道府県は「富山県」である。
警視庁犯罪統計の公表により、2012年(平成24年)全国放火事件検挙率79.6%に対し、富山県は放火事件検挙率が150.0%である。逆に日本一低い都道府県は「茨城県」で50.0%である。

●殺人事件認知件数が日本一多い都道府県は「東京都」である。
警視庁犯罪統計の公表により、2012年(平成24年)東京都は殺人事件認知件数が118件で、全国殺人事件認知総件数(1,030件)の約11.5%である。日本一低い岩手県は殺人事件検挙率が60.0%である。

●重要窃盗犯検挙率が最も高いのが2012年(平成24年)全国重要窃盗犯検挙率65.8%に対し、秋田県は重要窃盗犯検挙率が105.0%である。
重要窃盗犯(じゅうようせっとうはん)とは、侵入窃盗に、自動車盗・ひったくり・すりを加えたものである。日本一低い都道府県は「大阪府」で45.6%である。
大阪府は重要窃盗犯認知件数が2,285件で、全国重要窃盗犯認知総件数(14,412件)の約15.9%である。
検挙率が100%を超えているのは、この年以前の未解決の事件の検挙も加わっているため、今年起きた事件数より検挙した数の方が多い、という状態だからです。

大阪府は重要窃盗犯の認知件数トップ、検挙率最低ということで「ほんまなんとかしいや!!」というおばちゃんの声が聞こえてきそうです。

もう今年もあと1週間を切り、今日が仕事納めの会社も多いと思いますが
重要窃盗犯認知件数アップに貢献しないよう、もう一度防犯に関して見直して下さい。
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