韓国人窃盗団 空き巣70件
ボスがいて、日本での宿泊などを手配・手引きする人間がいて、実際の実行犯がいて・・・。
まるでドラマか映画のようですが、現実の世界。
こうした外国人窃盗犯に対してどう防犯対策をするのかを考える上でも、その犯罪は知っておくことが必要です。
韓国人窃盗団、空き巣70件 5人追送検
埼玉新聞 4月8日(火)0時1分配信
県警捜査3課、大宮署などと警視庁は7日、窃盗などの疑いで、東京都江戸川区中葛西、いずれも韓国籍でコンサルタント業A容疑者(53)と、住所不定、職業不詳B容疑者(62)ら5人=窃盗罪などで公判中=を追送検した。同課は県内や都内で空き巣など70件を確認した。
追送検容疑は、昨年3月~9月、東京都文京区の住宅など64カ所に侵入し、現金約2千万円と腕時計など924点(計2700万円相当)を盗んだ疑い。
同課によると、A容疑者は昨年3月~10月、韓国から3、4人の窃盗団を計4組受け入れ、宿泊の手配や案内役など計70件の空き巣を誘導。被害総額は約9200万円に上った。B容疑者は昨年9月に来日したグループの主犯格。東京都練馬区氷川台4丁目の自営業男性(70)方に侵入するなど、5件で総額約4700万円相当の犯行を重ねた。
窃盗団は夕方以降に高級住宅街を狙い、窓をバーナーで焼き破って現金や貴金属などを盗み、B容疑者が売却していた。県警は李容疑者らが使ったレンタカーなどから昨年10月に5人を逮捕していた。
A容疑者が手引きした空き巣などは埼玉が県南を中心に30件、東京37件、千葉3件。窃盗団の受け入れはA容疑者が韓国で、グループのボスから指示を受けていたという。
5人はいずれも容疑を認め、A容疑者は「ボスには恩がある。最初は宿泊場所の手配だけだった」、B容疑者は「韓国では窃盗の常習者なので、日本でやることを思い付いた」と供述しているという。
江戸時代で言えば、ターゲットの大店に入り込み、お金の入る時期や金庫の場所など情報を収集し、決行日が決まったら大店の玄関の木戸の錠をはずす「引き込み」。
この「引き込み」に近い情報屋と呼ばれる役を暴力団などが行うこともあるようです。
実際に侵入して現金や貴金属、家電などを盗む実行犯以外に、自動車の運転手、盗んだ商品の換金、銀行カードなどからの出金・・といった係に分かれていると聞いたことがあります。
中には「ストップウオッチを持って時間を計る見張り役」などもおり、警備員が駆け付ける5~10分を計り、逃走の合図を送るのだそうです。
最近の犯罪、特に窃盗団の犯罪は「短時間化」が特徴で、5分もかけずに終了、という犯罪も多いようです。
最近時代劇にはまり「鬼平犯科帳」を楽しんで見ています。当時の窃盗団(盗賊)にも「犯さず、殺さず」という正統派?のお頭による盗賊と、「急ぎ働き」といって侵入先の主(あるじ)はもちろんのこと従業員、女、子供も殺害する盗賊もいます。
「急ぎ働き」の盗賊と同様現在の外国人窃盗団も刃やピストルなど武器を持っています。
例えば韓国人であれば懲役制度もあるので武器の使い方も熟知しています。
もちろん「急ぎ働き」の盗賊のように皆殺し、なんてことはありませんが、空き巣の途中で出くわしたり、闘ったりするとその武器で・・ということもあり注意が必要です。
やはり、そうした窃盗団には狙われない、建物の中に侵入させないことが重要です。
江戸時代では、木でできた雨戸や木戸。戸の内側に「突っ張り棒」をかませて戸が開かないようにしました。
今の時代であれば、やはり予防を目的とした「自主機械警備システム」でしょうね。