防犯カメラによる犯罪の検挙率アップは非常に好ましいことですが、性善説で人を信じる文化というのも又守るべき日本の大切な文化です。
防犯カメラと日本の誇るべき文化について・・ちょっと心に響いたフェイスブックの投稿がありました。
手紙の警察官と接点 札幌の連続爆発 別の捜査で恨みか
朝日新聞デジタル 5月1日(木)15時18分配信
札幌市のカセットコンロ用ガスボンベによる爆発・爆発未遂事件で、犯行をほのめかす人物からの匿名の手紙に列挙された警察官の一部は、激発物破裂容疑で逮捕された無職女容疑者(51)と別の事件で接点があったことが、捜査関係者への取材でわかった。北海道警は、容疑者がこの別事件の捜査過程で警察に恨みを持った可能性があるとみて調べている。容疑者は容疑を否認している。
捜査関係者によると、匿名の手紙は札幌北署や地元報道機関に計4通届いた。同署への2通には1人の警察官が名指しされていたが、地元テレビ局への手紙には、同署に勤務経験のある幹部や署員ら約10人の名字が列挙されていた。
共通点を調べたところ、容疑者が取り調べを受けた別事件を担当した捜査員らが含まれていたという。
また、容疑者の乗用車が、逮捕容疑の道警官舎での爆発の発生時刻前後に、付近にいたタクシーのドライブレコーダーに映っていたことも判明。周辺のコンビニエンスストアや、官舎のそばの同署屋上に設置された防犯カメラなどの映像と合わせ、容疑者の車が、官舎や同署の様子をうかがうように周囲を何度も走るなどしていたことがわかったという。(5月1日 朝日新聞)
一連の事件は、
●1月27日朝に札幌北署の駐車場で署員の私有車の下でボンベが爆発。
●2月20日に大型量販店の靴売り場の棚などが焼ける。
●3月18日にスーパー駐車場で車の一部が焼けた。
●3月27日にはホームセンターの男子トイレが全焼。この事件で1人が軽傷を負い、画びょう数十個が見つかっていた。
●4月3日午後11時45分ごろ、同区の道警官舎の1階階段踊り場でボンベを何らかの方法で爆発させ、玄関の窓ガラスなどを損壊した。この事件では、ボンベ5本が使われ、現場には約2千本のくぎが散らばっていた。
容疑者にたどりついた一つが、付近にいたタクシーのドライブレコーダーに映っていた映像と周辺のコンビニエンスストアや、官舎のそばの同署屋上に設置された防犯カメラなどの映像です。
容疑者の自動車が何度も周辺を走っていることが画像から判明したということです。
フルハイビジョンカメラなど最近の防犯カメラの映像はどんどん高解像度。自動車のナンバープレートや人物の顔の表情なども拡大して鮮明に確認することができます。
こうしたフルハイビジョンカメラがもっと普及すると、犯罪検挙率もアップすると思います。
それはすごくいいことなのですが、先日フェイスブックに投稿されていた記事が
心の中に刺のようにささっています。
それはお寺か何かのイベントの申し込み用紙とその参加費用を入れる箱、お釣り用として小銭が薄い箱に並んでいる映像と、「外国では考えられない日本の文化・・」といった内容のコメントでした。
お釣り用の小銭のところには「お釣りにご利用下さい」の文字があり、小銭を盗まれる、といった不安を全然感じていない、ということで、本当にこの世知辛い世の中でなんて凄い・・と非常に感銘を受けました。
よく考えれば釣銭だけでなく参加費も盗まれる可能性があるわけで、「性善説」に立ったその写真は「日本の守らなければならない誇り」であると痛感しました。
路地にきゅうりが置いてあり、空き缶が横にある景色が田舎にいけばまだまだ残っていますが、それも日本の誇るべき文化なのだと思います。
防犯システムの販売、をしているとなおさら忘れてはならないこと。
「花は心のセキュリティ」
人の心を忘れてはならないともう一度思い起こしました。