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2013年12月18日

京都・伏見稲荷大社で放火?犯人は悪戯カラス!

JCAST でちょっと気になる記事を見かけました。 「知らなかった!!  でも注意が必要です」

 

京都・伏見稲荷大社で放火?犯人は悪戯カラス!

火の付いたロウソク持ち去り カラスが利口なのは知っていたが、それゆえに、人が予想もしないようなイタズラをする。おととい15日(2013年12月)の午後、商売繁盛の神様として知られる京都の伏見稲荷大社の参道脇の木から煙が上がっていると119番通報があった。

消防が出動すると、樹齢約100年の大木が燃えていたが、火の手が上がっていたのは根元から2メートルほどの一部だけで、ボヤですんだ。

いったい、何者が何のためにと騒ぎになったが、実はカラスの仕業とみられている。

油脂分あって大好物!炎まったく怖がらず溶けたロウぺろぺろ 火事の直前、参拝客から「火のついたロウソクをカラスがくわえて飛んでいった」という目撃情報が寄せられた。

参道の周囲にある灯篭にともされているロウソクを持ち去ったらしいのだ。なぜ、カラスがロウソクを―。専門家に聞くと、ロウソクはカラスの好物だという。

 

火のついたロウソクをカラスが食わせて飛んでその火が燃え移ってボヤが発生した、というのが真相のようです。樹齢約100年の大木が燃えた、ということですが
建物や人に何も被害がない間に消火されて良かったです。
しかし、どの寺や神社にもロウソクはあり、カラスが持って逃げて、それが原因の火災が発生しないとも限りません。
充分に注意が必要です。


「放火」というと、2000年5月9日未明、京都大原の寂光院が何者かによって放火され、本堂が全焼し、鎌倉時代初期の作とされる重要文化財「木造地蔵菩薩立像」も真っ黒に焼け焦げてしまったことはまだ記憶に残っている方も多いと思います。
実際に真っ黒になった地蔵菩薩立像を拝見して、衝撃を受けました。
一部炭のようになっていて、人間の業の犠牲になって下さったのかと思いました。
防犯の仕事をしている自分としては、こういう犯罪を二度と出さないためにももっと防ぐための対策をPRしたい、と強く感じました。

「放火」はもう10年以上火災の第一原因になっています。
イライラして、面白いから・・・色々なことを放火犯は口にしますが、卑劣な犯罪であることは言うまでもありません。
放火犯に放火できる隙を与えない、ということが重要です。

● 放火されやすいものを外に置かない。(段ボール・新聞紙・雑誌の束、枯れ草の放置)
● 放火犯が敷地の中に入れないようにする。(フェンス・塀)
● 不審者が敷地内に入った瞬間に撃退する。(外周警備システム)
● 放火しようとした瞬間に気が付き威嚇・周囲に報知する。(炎センサー)
といったことをすることがあります。

これから放火が増える季節です。
ぜひ気をつけましよう。
もちろん、ロウソクが好きなカラスにも。
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2013年11月20日

返却されることを信じて傘を貸し出す

ちょっと心がチクッとなった話。
京都新聞に掲載されていた「返却率97%の傘の貸し出し」を行っている長岡中央商店街の話です。
無料で傘を貸し出すというと、普通は安いビニール傘が中心になりますが、
この商店街はビニール傘ではなく色々な色の傘を用意してお客様が選択できるようにしているということです。
その背景は「返却されると信じているから」。

実際にもほとんど返却されており返却率97%、というから驚きです。
お客様が雨でも安心して買い物をしていただけるようにするのが目的ということですから素晴らしい、というのと、その考え方に心がチクリと痛みました。

というのが、防犯の仕事をしていると、どうしても「商店街なら防犯カメラ」「犯罪を未然に防ぐためには防犯カメラ」といった発想になってしまっている自分がいるからです。
性善説と性悪説。防犯はどちらかというと「犯罪が起きない環境を作る」ということで、突き詰めて考えると「簡単に盗めて、100%誰にも見つからないということであれば盗む人は多い」ということが前提になっているのではないかと思います。性悪説とまでは言わなくても、「犯罪者を作らないために犯罪がしにくい環境を作ることが大切」、という前提になっています。

だからこそ、返却されることを信じていい傘を貸し出す、ということを組合として決定して実施しているということが凄いと感じました。
その勇気にちょっと感動しました。

たしかに日本は他国のように長時間の停電になっても、震災で食べ物がなかなか届かなくても暴動が起きたり店舗を襲撃したり・・といったこともなく、整然と届いた食べ物を手を合わせてもらう国民です。東北で何度もそんな風景を目にして多くの海外のメディアが称賛していますが、ほんとうにそういう面では性善説でいいのかもしれません。

でも一方で、残念ながらそんな被災者の空き家を狙った窃盗も多発しました。
やはりどんな国でも、どんな時代でも泥棒はいるということなんだと思います。

お客様が返却してくれることを信じている・・という商店街、応援したくなりますね。
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2013年11月19日

信号の赤はどこにあるのか?その理由は?

昨日、大塚商会が実施しているビジネスソリューションフェア2013にて石井住枝氏の特別セミナーがあり受講してきました。題名は「2020年にむけて成長できる人財づくり トヨタの出来る人の仕事ぶり  ~自ら考え、カイゼンし続ける人づくり~」

 

その中で、冒頭、トヨタでは言葉の定義を明確にすること、それがなぜかということを議論することを実践している、ということで、人間の記憶力のあいまいさの例として「信号の赤がどこにあるのか」を質問されました。

自動車を運転する方には当たり前かもしれませんが、助手席でぼーとしている私はちょっと自信がない、って感じでした。正解は「右」。ではなぜ「右」なのか?

これにはいろいろな意見が出ました。右の方が先に見る、目立ちやすい、決まりだから、・・・

正解は日本は左側通行で右ハンドルだから右に赤を持ってきて、赤が一番見えるようにしている、ということでした。右ハンドルだから見えやすい右に赤があるのです。赤が見えないと事故につながるため最も重視しているということです。

同じ理由で歩行者の信号は赤が上。トラックなど背の高い車で隠れて見えないということを避けるため、ということでした。

こうして理由を聞くと人の記憶力は明確になり簡単には忘れません。

多くの人が一カ月もたつとほとんどのことを忘れてしまう・・

それを避けるために言葉の定義を明確にし、理由をきちんと理解することで忘れないということでした。

 

そして、復習をする。 具体的には道路でもう一度信号を見て確かめる。 ここまでしてその記憶はその人の確かな知識となり、日常で忘れるということにならないというのを実感しました。 価値観が違う多くの人が一緒に仕事をしていてきちんと同じ方向、同じ意識になって仕事をするためにはこうした言葉の定義をきちんと行い共有するということを一つ一つ築いていくことが大切なにだということを学びました。 世界でトップレベルのトヨタの強さの秘密を少し見た気がします。
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2013年10月25日

犯罪者の心理

犯罪者の名言ばかりを掲載しているサイトがあります。

ちょっと一瞥しただけで少し気持ちが悪くなってきました。

紹介文にも「危険」と書かれていましたが、凶悪犯、独裁者など犯罪者がいかに自分勝手で理不尽な理由で殺人や強盗、戦争などの犯罪を犯しているのかが感じられます。

こうした犯罪者の理論は、普通の一般人にはわからないし、理解できません。

ただ、こうした理不尽な理論で犯罪者が犯罪を犯しているのであれば

そうした犯罪にいかにして遭う確率を減らすかが重要だと思います。

その確率を減らすためには「予防」しかない。

色々な「防犯環境」を作って犯罪を起こしにくい環境を作るしかないと痛感します。

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2013年10月23日

自然災害、人災の狭間

台風、豪雨。今年も異常気象が日本列島を襲っています。
全国各地で被害に遭われて亡くなった方、行方不明の方のニュースを聞く度に心が痛みます。
今も大型台風が二つも日本海にあり、今後の進路が非常に心配です。

こうした自然災害のニュースを聞く度に、人的な判断ミスや長年の懸念を放置していることも被害を大きくしている原因であると感じます。

例えば、
●避難勧告のタイミングは問題なかったか?
●避難時の高齢者への配慮はなされていたか?
●地震の後の津波に関して、避難場所が適切であったか?
●地震の後の児童の誘導に関して問題なかったか?
●集中豪雨であふれた河川は対策が取られていたのか?
●集中豪雨で土砂災害が起きた山は日頃から植林や下草の手入れなどが十分であったのか?
といったことです。

昨年の8月に宇治市で集中豪雨で多くの家屋や車が水につかり被害に遭いました。あふれた河川は川幅数メートルの非常に小さな川でしたが、以前から豪雨の時にあふれるのではないかとの不安があり、自治体への陳情などがなされていたにも関わらず対策がされていなかった、ということがあります。

地元の人間からは「やっぱり」という声が聞こえてきました。

地球温暖化が原因と言われる異常気象ですが、災害が大きくなるかどうかは
人的なミスやこうした対策の遅れが背景にあるのではないかと感じます。

多くの道路を塗装してしまい、排水溝にあふれ出る水。
地下街に流れ入る水。
都市で万が一集中豪雨になった場合どんな大きな被害になるのか?
津波も同じだと思います。

自然災害はいつどこで起こるかもしれません。
しかし、自然災害の被害を拡大しているのは案外人間自身ではないか、というように感じます。

「安全は予防こそが重要」
それがセキュリティハウスのコンセプトですが、自然災害に対しても何か「予防」をできないか?
一人一人が考えてみる必要があるのではないでしょうか?
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