2023年7月25日
太陽光発電の銅線泥棒の増加
太陽光パネルではなくなぜ銅線?と思われる方もいるかと思います。
銅価格の高騰が要因のひとつのようです。
今回は太陽光発電施設の泥棒事情について記載していきたいと思います。
銅価格の高騰が要因のひとつのようです。
今回は太陽光発電施設の泥棒事情について記載していきたいと思います。
被害総額300万円、修理費1800万円の被害
宮城県内の太陽光発電施設で、送電用の銅線が大量に盗まれる被害が多発しています。今年に入り被害額はすでに2億円を超え、去年1年間の被害額の4倍以上になっています。なぜ、銅線の盗難が相次いでいるのか。そこには、意外な社会的取り組みが原因としてありました。いったいそれは・・・。
宮城県大崎市鳴子温泉の太陽光発電施設です。今年5月、送電用の銅線が何者かによって大量に盗まれました。 盗まれた銅線の長さは少なくとも2000メートル以上です。
太陽光発電所の管理会社に勤める方は 「マンホールが全体で6か所から7か所あって、そこで切られている」 地中の銅線は、点検に使用するマンホールの中で切断されました。施設内にはマンホールが複数あり、その間の銅線が根こそぎ盗まれたのです。被害額は300万円ほどで、さらに、全体の修理費にはおよそ1800万円が掛かります。 熊谷さんの会社が管理する他の施設でも被害が頻発していると言います。
「去年の暮れから多くて、北関東を中心に10か所程度やられている。1か所やられると2度、3度来られて全部持っていかれる」 今回取材した発電所では、2000メートルが盗まれたということで、規模の大きさが伺い知れます。こうした被害はこの発電所だけではなく県内各地で多発しています。
すでに去年の4倍以上の被害額「2億円」 県警によりますと、去年1年間に県内で発生した銅線の盗難被害は7件、被害額はおよそ4300万円でした。しかし、今年は1月から6月末までの半年間で少なくとも54件の被害が発生し、被害額は2億円以上に上ります。 盗まれた銅線の長さの合計はなんと66キロ以上。宮城県庁から山形自動車道を通って、山形県庁まで到達します。
宮城県大崎市鳴子温泉の太陽光発電施設です。今年5月、送電用の銅線が何者かによって大量に盗まれました。 盗まれた銅線の長さは少なくとも2000メートル以上です。
太陽光発電所の管理会社に勤める方は 「マンホールが全体で6か所から7か所あって、そこで切られている」 地中の銅線は、点検に使用するマンホールの中で切断されました。施設内にはマンホールが複数あり、その間の銅線が根こそぎ盗まれたのです。被害額は300万円ほどで、さらに、全体の修理費にはおよそ1800万円が掛かります。 熊谷さんの会社が管理する他の施設でも被害が頻発していると言います。
「去年の暮れから多くて、北関東を中心に10か所程度やられている。1か所やられると2度、3度来られて全部持っていかれる」 今回取材した発電所では、2000メートルが盗まれたということで、規模の大きさが伺い知れます。こうした被害はこの発電所だけではなく県内各地で多発しています。
すでに去年の4倍以上の被害額「2億円」 県警によりますと、去年1年間に県内で発生した銅線の盗難被害は7件、被害額はおよそ4300万円でした。しかし、今年は1月から6月末までの半年間で少なくとも54件の被害が発生し、被害額は2億円以上に上ります。 盗まれた銅線の長さの合計はなんと66キロ以上。宮城県庁から山形自動車道を通って、山形県庁まで到達します。
なぜ銅線が狙われるか?
理由として考えられるのが、銅の「価格高騰」です。
「銅の価格は2、3年前に比べて8割~9割高い状況が続いている」 2020年を100とすると、一時期は2倍以上の価格となり、今も高止まりが続いています。
こうした銅の価格高騰の背景にはコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など供給面での要因があります。 しかし「需要」の面でも大きな理由があると分析しています。
「近年のキーワードとしては『脱炭素社会』に向けた様々な需要というものがあって、例えば電気自動車のモーターのコイルであったり、再生可能エネルギーの設備やインフラ、海底ケーブルのようなものにも使われる。需要としては非常に急増している。中長期的にも増加が見込まれる」 銅は、脱炭素には欠かせない金属で、SDGsの裏では、銅の価格高騰が起きているということなんです。
「最新技術には欠かせない金属のため、銅の需要は減らない。今後、価格はさらに上がっていく可能性がある」と分析しています。 こちらは、オリンピックでおなじみの金・銀・銅メダル。価格は金が1キロあたりおよそ980万円とダントツ。銀は12万円、銅は1200円です。 しかし、このまま銅の価格高騰が続けば、数十年、数百年後、銀を抜く可能性はゼロではないとのことです
「銅の価格は2、3年前に比べて8割~9割高い状況が続いている」 2020年を100とすると、一時期は2倍以上の価格となり、今も高止まりが続いています。
こうした銅の価格高騰の背景にはコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など供給面での要因があります。 しかし「需要」の面でも大きな理由があると分析しています。
「近年のキーワードとしては『脱炭素社会』に向けた様々な需要というものがあって、例えば電気自動車のモーターのコイルであったり、再生可能エネルギーの設備やインフラ、海底ケーブルのようなものにも使われる。需要としては非常に急増している。中長期的にも増加が見込まれる」 銅は、脱炭素には欠かせない金属で、SDGsの裏では、銅の価格高騰が起きているということなんです。
「最新技術には欠かせない金属のため、銅の需要は減らない。今後、価格はさらに上がっていく可能性がある」と分析しています。 こちらは、オリンピックでおなじみの金・銀・銅メダル。価格は金が1キロあたりおよそ980万円とダントツ。銀は12万円、銅は1200円です。 しかし、このまま銅の価格高騰が続けば、数十年、数百年後、銀を抜く可能性はゼロではないとのことです
太陽光施設で多発する“銅線泥棒”原因はSDGs「脱炭素社会」への取り組み?そのワケは…配信 tbc東北放送
北関東を中心に以前より被害は多かった
太陽光発電施設というのは、以前より狙われやすい施設ではありました。弊社ホームページを見て問い合わせをされるお客様も多くいらっしゃいます。
特に夜間に狙われることが多いです。夜間は太陽光を充電しないので被害にあったと認知するのに時間がかかります。
また無人(人が少ない)の時間帯が長いなど。泥棒にとって良い条件が揃っています。
図のように施設の外周に機器をとりつけて、侵入を警戒するパターンやカメラを取り付けて時には太陽光パネルの状態も確認するよう
遠隔監視システムのご提案ができそうです。
太陽光発電施設についてまとめていますので、クリックしてご確認頂けると幸いです。
特に夜間に狙われることが多いです。夜間は太陽光を充電しないので被害にあったと認知するのに時間がかかります。
また無人(人が少ない)の時間帯が長いなど。泥棒にとって良い条件が揃っています。
図のように施設の外周に機器をとりつけて、侵入を警戒するパターンやカメラを取り付けて時には太陽光パネルの状態も確認するよう
遠隔監視システムのご提案ができそうです。
太陽光発電施設についてまとめていますので、クリックしてご確認頂けると幸いです。