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一般市民が「バイト感覚」で強盗になる未来が来る?
タイトルのような未来は絶対に嫌ですね…。
強盗をバイト感覚でやるなんて、自分からすればそんな簡単な善悪の判断がつかないのか?
と驚きです。
上記のリンクがこの記事の元ネタとなっています。
宮台真司氏は東京都立大学人文社会学部教授で2022年に切りつけ事件の被害に遭われた方です。
輿那覇潤氏は日本の歴史学者、評論家です。
このお二方で対談された内容は興味深く、取り上げてみました。
宮台氏曰く、90年代後半から踏みこんだコミュニケーションができない傾向にあるとのことです。
世を騒がせている強盗事件では、白昼堂々店のガラスを割る粗野な犯行のスタイルと、捕まった容疑者の「普通の若者」感のギャップがあり、途上国から特殊詐欺に加わりながら、元は裕福な良家の子女だったという例もありました。
普通の若者が犯罪者になっていく背景としては
1992年に施行の暴対法、2009年から各地で制定された暴排条例があります。暴力団が地域から切り離されて「しのぎ」ができなくなり、市民を手足に使いはじめました。
2010年台は「半グレ」と呼ばれる集団が、特殊詐欺やぼったくり店の実働部隊となりました。
組員ではないチンピラは脅され、ヤクザにケツ持ちしてもらう代わりに上納しました。それが拡大し、半グレでない市民が闇バイトに応募して、特殊詐欺や広域強盗に手を染めはじめたわけです。
強盗団で名前をよく聞いたルフィは組織ではトップでなく、真ん中です。この上が暴力となっています。下っ端と同様に履歴が消えるSNSでやり取りし、仮想通貨で上納するので後を追えません。
一般市民が現場経験を積むと「カケ子・ウケ子(実行役)→リクルータ→指示役」と出世しますが、強盗の検挙率が9割でも、幾らでも代わりが調達できるので「上」は困りません。
対面で相互にコミュニケーションをとれば、どこかで思い留まる声が上がるのに、犯行前のやり取りがオンラインで完結しているので、ブレーキがかからず犯行まで進んでしまうとのことです。
コミュニティの希薄化で加害者にも被害者にもなりやすい環境になった
ここからは私の見解です。
コミュニティが小さくなり、希薄化することで個人の考えを伝えることが難しくなっています。
自分の考え(本音)を伝えられない人が増加してしまっています。
だから孤立してしまい加害者にも被害者にもなってしまいます。
より個人で善悪を判断して考える力が必要です。
そして被害に遭わない為には、強盗に狙わせない抑止力が必要です。
「抑止力」って最近よく耳にする言葉ですよね。
「核の抑止力」といった使い方をされることもあります。
抑止力とは「相手の有害な行動を思いとどまらせる」ということです。
泥棒や強盗に対しては、泥棒するのをやめよう、強盗するのをやめよう、という気持ちにさせることを「抑止力」とセキュリティハウスでは考えています。
犯罪が起きてから対応するのでは遅いのです。
犯罪が発生しない環境を作ることが最も大事なんです。
そういう考えから「抑止力こそが最も重要」とセキュリティハウスでは考えているのです。
図のように川口能活氏が持っている「セキュリティキーパー」や犯罪者が嫌がる音や光による威嚇のある防犯システムは「犯罪防止4原則」に沿って考えられたものです。
犯罪防止4原則の4つは目・光・音・時間です。
この4つが強盗から被害を守る為に必要なものになります。
これらを意識したものをお客様環境に合わせてご提案させて頂くのがセキュリティハウスになります。
犯罪はすぐそばまでやってきていることを意識して過ごしたいですね。