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スタッフブログ

2020年5月14日

「自粛警察」の行き過ぎ

テーマ:最近の犯罪について(163)

緊急事態宣言の中で「営業自粛」を依頼されているにも関わらず営業を行っている店に対して強い口調で休業を求めたり、張り紙や誹謗中傷、いやがらせなどの行為を行われてしまっているケースがあります。

こうした行為を行う人のことを「自粛警察」とか「自粛ポリス」というそうです。
● 無観客ライブを配信していたバーに対し「ライブハウスを自粛してください。次発見すれば警察を呼びます」の張り紙。

● 居酒屋に「このような事態でまだ営業しますか?」「バカ」という張り紙。
こうした行為は正義感から来ているのでしょうが、法令に違反するケースもあります。
今の時期、店側も自粛要請する側も相当のストレスを抱えており、大きなトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。

無断で張り紙を貼るのは「軽犯罪法違反」。場合によっては「威力業務妨害罪」

店舗に無断で張り紙をする行為は、軽犯罪法1条33号(みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をし、もしくは他人の看板、禁札その他の標示物を取り除き、またはこれらの工作物もしくは標示物を汚した者)違反となりかねません。
暴言が書かれた張り紙を店舗に大々的に貼って店舗経営者が心身疲労させた場合には、威力業務妨害罪が成立する可能性があります。

原状回復が困難なほど店舗建物に張り紙が貼られた場合、建造物損壊罪(刑法260条)も成立する可能性があります。

侮辱する表現を書けば「侮辱罪」に当たります。「警察に通報する」といった程度では、脅迫とは言えないが、店に火をつける、危害を加えるなどの表現をすると強要罪(刑法223条)が成立します。
張り紙による名誉毀損や営業妨害によって客の人数が減ってしまったり、店主や店員が精神的苦痛を受けたときは、不法行為(民法709条)に基づき、売上減少の逸失利益や店主や店員の慰謝料等について損害賠償請求を受けることになります。
標的は店舗だけでなく、マスクをしていない、子供が公園で遊んでいる、子供が庭で遊んでいる写真をSNSに掲載している・・・と様々なところで「自粛警察」が昔の「5人組」のように行き過ぎた監視をしているようです。ニュースによると、大阪のコールセンターに4月20日までに500件以上あったとのことです。

閉塞感が背景にあるのでしょうが、最近の行き過ぎる他人への攻撃、排除するという行動は危ういものを感じます。張り紙もそうですが、SNSでの他人への誹謗中傷は、たとえその言葉を消したとしてもインターネット上にいつまでも残り続けます。絶対に避けるべき行為だと思います。

こういう時こそ「隣人との助け合い」「地域のコミュニケーションを強くする」ことが必要です。
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2020年5月13日

地方の時代、新しい価値の幕開け

テーマ:その他(94)

コロナウィルス対策で、今テレビは新しい番組制作が出来ず、過去のドラマや番組を編集して流しています。

その中で、久しぶりに見ることができたTBSの日曜劇場『JIN-仁-』の特別編。2009年に初めて見たときも毎週テレビの前で、時には号泣しながら見た大好きなドラマです。

今回、2009年10月期のパート1と11年4月期(東日本大震災の直後)のパート2の全22話を今回『レジェンド』として再編集されました。

ドラマは、ある日、突然医者である主人公が江戸時代にタイムトリップして、江戸の町の人々と交流しながらコレラや梅毒などの病気や、怪我の治療に薬も手術道具もない中で一つずつ作りながら治療していきます。ついには、梅毒を治すためにペニシリンまで青カビから作ってしまいます。

吉原の花魁と主人公の現代での恋人役である中谷美紀さんのモノローグで始まります。

 「私たちは当たり前だと思っている。思い立てば地球の裏側にでも行けることを。いつでも思いが伝えられることを。平凡だが満ち足りた日々が続くであろうことを。
でも、もしある日突然、そのすべてを失ってしまったら…」
今回の再放送の視聴率も高く、改めてこのドラマが評価されているには非常に嬉しい。

そして、道具も理論も何もないところから、青カビを増やしペニシリンを作り出す作業などは、今のコロナウィルスワクチンを作り出そうと努力されている医療従事者の方の姿とも重なりました。

時代は幕末。坂本龍馬や勝海舟、久坂 玄瑞、西郷隆盛など幕末の偉人も出てきて、地方から中央に動き出すその時の大きな転換期である点も今に共通しているという気がしています。
コロナウィルス対策で余儀なくされたテレワークやWEB会議。
会ってコミュニケーションをとることがビジネスの基本という価値観が少し変わるのではないかと思います。

細かなことでは、書類への捺印なども電子決裁などが進み、ハンコ社会であった日本のビジネスがこれを機会に変わるのではないかという期待もあります。

AIやIOTなどの技術で各個人の識別や行動経路など動きが把握され管理されている国もあります。カメラの個人識別機能が様々な分野で活用されています。

歴史を紐解くと、未知の感染症との闘いがどの時代にもありました。国や地域でのウィルスとの闘いの歴史であるともいえます。

今、日本でも、いち早く緊急事態宣言を政府に先駆けて実施した北海道知事や、大阪モデルとして自粛緩和の独自の出口戦略を発表し、政府や他県にも影響を与えている大阪府知事など、地方から大きな変革がなされています。この流れは、まさに、仁の世界。
いつか、後世で 今 をテーマにしたドラマができるのではないかという気がします。
大政奉還を成し遂げた坂本龍馬が仁Jinの中で、朝日を見ながら叫んだ言葉。

「世が明けたぜよ!」

早く現実の世界でも世が明けて欲しいですね。
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2020年5月11日

注意!木製扉はこじ開ける時音がしないので狙った!

テーマ:最近の犯罪について(163)

コロナウィルスで休業中の飲食店や店舗を狙っての侵入窃盗被害が全国で発生しており、注意が必要です。

休業中であることを扉に貼ってあり、周囲も含めて殆どの店舗が休業中。そして、通りを歩く人も殆どいない、といった「犯罪者が好む 人目につきにくい環境」であることや、仕事がなくなり収入が見込まないなどの社会的不安で、急激に治安は悪化しています。
神戸新聞 5月7日の記事で、休業中の飲食店を狙った侵入窃盗犯のことが紹介されていました。

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狙いは出入り口が木製…飲食店の売上金窃盗の疑いで男を最終送致 12件93万円相当被害
2020/05/07 18:47神戸新聞

男は出入り口が木製の店舗を狙ったといい、「バールでこじ開ける時に音がしにくかった」と話しているという。男は2月、神戸市中央区の居酒屋に侵入し、店内を物色した窃盗未遂容疑などで逮捕された。

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扉をバールでこじ開ける、という手口はよく耳にします。
扉は木製だけでなく金属製の扉でもバールでこじ開けられたり、サムターンの近くに穴を開けて回したり、様々な手口で侵入されます。

音がしにくかったので木製扉を狙ったというのは、犯罪者は現場で音がなるのを嫌がる、ということです。
なぜなら、音が鳴れば、周囲の人が窓を開けて、どうしたのかな?と覗いた時に自分の姿や顔を見られる可能性があるからです。

絶対に捕まりたくない犯罪者は、完全犯罪を狙って犯罪ターゲットを決定し犯罪を行います。下見をして、安全性(安全に犯行を終えることができる)、容易性(簡単に侵入できる)、確実性(確実に儲けになる)を考えて犯罪ターゲットを選びます。

そんな時に、建物外部に「警備中」という大きな文字が入った警報機が目に付いたら、どんな警備システムが設置されているのだろう?、と非常に不安になります。ベルなども含めそうした音の鳴るものが設置されている建物を98%の犯罪者が嫌がります。

セキュリティハウスの推奨する自主機械警備システムでは、予防を重視し、犯罪者の心理に働きかけ、犯罪ターゲットから外させます。
また、侵入を即検知し、その場で最も嫌がる音と光で威嚇撃退します。
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ソーシャルディスタンスはパンダ一頭分!

テーマ:その他(94)

コロナウィルス対策として「三密」の状態を避けることを意識しています。 「ソーシャルディスタンス」という今まで聴き慣れない言葉も当たり前のように耳にします。 2

mの距離を開けることを推奨されています。 この2mの開けないといけない距離に関して、環境保全団体WWFがちょっと楽しい表現で啓蒙されている記事がありました。

人混みの多い場所に行くときには...
ジャイアントパンダ、オサガメ、若いオスのホッキョクグマ、
2羽のキングペンギン、くらいの距離を意識してみましょう、ということです。
パンダ1頭分、2匹のキングペンギンと言われても??ですが、
なんかほっとしますよね。WWFではイラストを付けて説明していました。
ソーシャルディスタンス、社会的距離は、人間だけでなく動物の間でも生きていく上での常識となっています。

沖 秀大氏が「動物のスペーシングについて」という文章の中で、とても興味深いことを書かれていました。
縄張りのほかに個々の動物は、泡のような不規則な形をした風船のようなもので囲まれており、それが個々間のスペーシングの維持に役立っている。動物心理学者のへーディガーは、多くの動物がなんらかの形でこの意味で利用していると考えられる距離を判定した。
 
異なる種の個体がであったとき
逃走距離
道ばたでネコに出会った時、近づいてもじっとしているが、ある一定の距離以上近づくとネコが突然逃げ出す。この距離を逃走距離と呼ぶ。これはネコだけでなく、多くの野生の動物が同じ反応をする。原則として、動物の大きさとその逃走距離との間には正の相関があり、動物が大きいほど敵との間に置くべき距離が大きい。

臨界距離
 ライオンなどは逃走距離まで近づくと、いったん向こうに逃げていくが、さらに近づくと身体を反転させ人間の方へと近づいてくる。この逃走距離と攻撃距離との間のせまいラインのことを臨界距離と呼ぶ。つまり、逃走反応が見られる場合には、臨界距離あるいは臨界距離帯が存在するようである。

同じ種の個体がであったとき
個体距離
ヒツジやブタのように、群れをなして他の個体とくっついて暮らす必要性がある接触性の動物と、ネコやネズミのように仲間同士でも他の個体とある程度距離をとって暮らす非接触性の動物がいる。この非接触の動物で、仲間との間におく最低限必要な距離、または正常な距離を個体距離と呼ぶ。

社会距離
鳥が群れになって飛ぶとき、それ以上離れると群れからはぐれる距離のことを社会距離と呼ぶ。これは接触性の動物にみられる。


逃走距離、臨界距離、個体距離、社会距離の実際の距離は種によって異なる。また個体距離は、グループのなかの社会的順位が高い個体ほど大きい距離を持つ傾向がある。
風船のようなもので一頭、一匹が覆われていて、その時、その場所で必要な距離をとっているというのは非常にわかりやすいですね。

公園などでも猫や鳩などは、必要な距離を取っています。
犬や猫を多頭飼をする場合でも、初めて会った時の距離。それを少しずつ狭めていき、最後はくっついて一緒に寝る、といったことを、ごく自然に行っています。

危険がないか、、相手は自分より強いか、万が一攻撃を受けた時に逃げるのに十分な距離かなどを常に判断してソーシャルディスタンスを取っているのです。

この話を聞いた時に、犯罪者のことを考えてしましました。

また、マンションや公園での防犯環境設計で推奨している照明照度もこの考え方が基本にあります。

マンションの推奨照明照度

●4m先の人の挙動、姿勢が 識別できる程度。 水平面照度 20 lx 10m先の人の顔、行動が 識別でき、誰であるか わかる程度。

●水平面照度 50 lx 10m先の人の顔、行動が 明確に識別でき、誰であるか 明確にわかる。
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2020年5月8日

送りつけ詐欺

テーマ:最近の犯罪について(163)

コロナウィルス対策に必須なものとしてはマスクがあります。
まだまだドラッグストアでは売り切れで手に入らないことも多いです。

このマスクを自宅に送りつける詐欺がここのところ発生しています。
政府が送る2枚のマスク以外に、頼んだ覚えのないマスクが送りつけられるということが起こっているのです。
● 宅配便を開封すると、中に箱入りのマスクのほか、「7日以内に代金を振り込むか、不要な場合は送料元払いでお返しください。返送がなければ、購入したとみなします」などと書かれた高額な請求書や振込用紙が同封されているという方法です。

今までも色々な商材を送りつける詐欺はありましたが、
今、マスクはどの家庭でも欲しいアイテム。そして簡単には手に入らない。
そんな中で、身に覚えのない業者から送られてきたものであっても、また、代金が高かったとしても、マスクの品質に問題さえなければ、ようやく手に入ったんだから支払って使おうという消費者の心理につけ込んだ詐欺行為です。

 

身に覚えのない商品が送られてきた時の対処方法

● 基本受けとらない。家族が頼んだのかも?と思われる時は受け取りは保留にする。

● 万が一代引で商品が送られてきた場合には、絶対に支払わない。

● 受け取ってしまったとしても、慌てて振り込む必要はない。

注文していない商品が入った宅配便を受け取ったり、開封したからといって、それだけで売買契約が成立するわけではありません。「返送がなければ、購入したとみなします」といった業者側による一方的な条件に縛られることもありませんので、安心して下さい。

● 絶対に先方に電話したりしない。

● クレジットカード会社に確認し、引き落としなどになっていないか確認する。

●14日間待つ。
絶対にそのマスクを使ったり捨てたりせず、そのままの状態で保管し、14日間、じっと待つ。「不要な場合は送料元払いでお返しください」などと書かれていても、返送する必要はありませ。

特定商取引法により、売買契約に基づかないで送付された商品については、業者側が引き取りを行わなければならないことになっています。

14日間、その商品の購入を承諾せず、送りつけた業者による引き取りもなければ、それだけで業者側は返還を請求できなくなります。

つまり、代金を支払わなくても、14日間経過すれば、受け取った側が合法的にその物を自由に処分することができます。使用するのも自由です。

ただし、マスクそのものの品質に問題がないかどうかは自己責任で確認してください。
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