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闇バイトの匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」
SNS上に闇バイトの匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」という存在があるようです。闇バイトを理解して巻き込まれないようにして頂きたいので、下記の詳細を記載いたします。
栃木県那須町で焼けた夫婦の遺体が見つかった事件や闇バイトなどの背景にあると指摘される、匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」の存在。SNSなどの呼びかけで集まっては解散を繰り返し、犯罪に及ぶ集団のことで、常習的に特殊詐欺・窃盗・強盗などを行うことが特徴だという。
貧困や劣悪な家庭環境が原因ではという声がある一方で、そうした中でも犯罪に手を染めない人もいる。その関係について、『ABEMA Prime』で議論した。
トクリュウの特徴について、元埼玉県警のコメンテーターは「関係性が希薄だということ。匿名同士、名前も年齢も住所もわからない。同じグループでも実行犯がそれぞれ変わってくる」と述べる。
そうした現状に「全く自分の動機がなく、被害者の事も知らない」とした上で、「捕まるリスクよりも高収入、お金がもらえるという目先の欲。それだけで凶悪犯罪をしてしまうのはかなり怖い現象だ」と警鐘を鳴らした。
犯罪に走るのは環境が影響するのか。「令和5年版 犯罪白書」によると、少年院在院者の保護者は両親が36.1%、ひとり親が39.0%、その他が24.8%。また、身体的虐待が61.0%、親の志望・離婚が60.6%、心理的虐待が43.8%など、幼少期に過酷な体験をしている割合は多い。
少年非行論などが専門の教授は、家族関係の希薄化が問題だと指摘。「非行傾向が低い子でさえSNSで闇バイトに募集している」「貧困でなく両親がいる子どもでも、ちょっとした借金等の相談を親(大人)にできない。1人で解決しようとして騙される」としている。
「価値観や社会観をいつ是正できるかというきっかけではないか。非行少年に圧倒的に出るのは、認知能力(の低さ)だ。読み聞かせができないとなってくると、学校の授業などが理解できない。学校でどんどん孤独になっていく中で、コミュニティを作れるのは自分と同じレベルの子たち。そこで“やめなよ、危険だよ”と言う人がいない社会観に流されていくメカニズムはあるのでは」との見方を示す。
「能登の小中学校に行ったが、茶髪は1人もいない。コンビニに行ったら、東京ではついている雑誌のカバーがない。理由を聞くと、『悪いことだからしない』と。要はみんな知り合いで、茶髪にしたら“何してるの?”と言われ、立ち読みしたら注意される。逸脱が起こらないような社会になっているのでは」と述べた。
非行少年の検挙・補導人数は年々減少しており、2013年は約7万人だったのが、2022年は2万912人になっている。しかし、佐々木氏は「昔は初期型非行、万引きから始まるものが圧倒的に多かった。実は今、非行少年の凶悪犯罪の割合は伸びている」と説明。「上層部への突き上げが難しい中で匿名性のグループはなくならないと思う。検挙に向かうよりも、闇バイトに手を出さない少年を育てていくことが大切だ」と指摘した。(『ABEMA Prime』より)
メンバー間の関係が希薄な“トクリュウ”の脅威…「目先の欲だけで凶悪犯罪をしてしまう怖さ」 家庭環境が非行・犯罪に向かわせる可能性は?2024/04/29 12:40 ABEMA TIMES
闇バイトの構造はわかりましたが、こういった組織が強盗として、建物に入ってくることがあります。
この時に対応ができて防犯になると考えます。最近の犯罪傾向を理解して対策することがとても大切です。
この時に対応できることとしてフォグガードというものがあります。こちらはスイッチが入ると霧が噴射される装置です。人畜無害のグリコーゲンという成分でできています。OA機器などにも影響はありません。もし建物内で出くわしてしまった際は活用頂きたい装置です。