コロナウィルスで休業中の飲食店や店舗を狙っての侵入窃盗被害が全国で発生しており、注意が必要です。
休業中であることを扉に貼ってあり、周囲も含めて殆どの店舗が休業中。そして、通りを歩く人も殆どいない、といった「犯罪者が好む 人目につきにくい環境」であることや、仕事がなくなり収入が見込まないなどの社会的不安で、急激に治安は悪化しています。
神戸新聞 5月7日の記事で、休業中の飲食店を狙った侵入窃盗犯のことが紹介されていました。
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狙いは出入り口が木製…飲食店の売上金窃盗の疑いで男を最終送致 12件93万円相当被害
2020/05/07 18:47神戸新聞
男は出入り口が木製の店舗を狙ったといい、「バールでこじ開ける時に音がしにくかった」と話しているという。男は2月、神戸市中央区の居酒屋に侵入し、店内を物色した窃盗未遂容疑などで逮捕された。
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扉をバールでこじ開ける、という手口はよく耳にします。
扉は木製だけでなく金属製の扉でもバールでこじ開けられたり、サムターンの近くに穴を開けて回したり、様々な手口で侵入されます。
音がしにくかったので木製扉を狙ったというのは、犯罪者は現場で音がなるのを嫌がる、ということです。
なぜなら、音が鳴れば、周囲の人が窓を開けて、どうしたのかな?と覗いた時に自分の姿や顔を見られる可能性があるからです。
絶対に捕まりたくない犯罪者は、完全犯罪を狙って犯罪ターゲットを決定し犯罪を行います。下見をして、安全性(安全に犯行を終えることができる)、容易性(簡単に侵入できる)、確実性(確実に儲けになる)を考えて犯罪ターゲットを選びます。
そんな時に、建物外部に「警備中」という大きな文字が入った警報機が目に付いたら、どんな警備システムが設置されているのだろう?、と非常に不安になります。ベルなども含めそうした音の鳴るものが設置されている建物を98%の犯罪者が嫌がります。
セキュリティハウスの推奨する自主機械警備システムでは、予防を重視し、犯罪者の心理に働きかけ、犯罪ターゲットから外させます。
また、侵入を即検知し、その場で最も嫌がる音と光で威嚇撃退します。