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相模原障害者施設殺傷事件 通報まで40分

2016年7月26日・・この日は平成13年6月8日に発生した大阪府池田小学校無差別殺人事件と同じく、日本の犯罪史上で特記される悲惨な事件となりました。
今から13年前に発生した池田小学校無差別殺人事件では「校門が空いていたから」侵入し、児童8名(1年生1名、2年生7名)を殺害し、児童13名・教諭2名に傷害を負わせています。事件当日も不審者に対して、教官による十分な対応がされていなかったことが、被害児童の救助の遅れや犯人逮捕の遅れにつながっっています。
犯人を取り押さえてから警察による犯人逮捕までの間、学校側による状況把握ができず、管理職や教務主任は混乱の中で事件の全容をつかめなかったほか、組織的な対処行動(児童に対する組織的な避難誘導、救命活動、搬送処置など)ができなかったため、死亡した8名の児童は20分前後も放置されてしまったとWikpediaに記載されています。

今回の相模原障害者施設殺傷事件の犯人は、元職員でこの2月に自主退職していますが、勤務してから退職までの間に障害者に対する差別的な思想を持ち問題発言を繰り返すようになっていました。

新聞等の報道によると、同施設に設置していた防犯設備は、
・オートロック (エリア間) 夜間施錠。
・棟ごとに職員1名常駐。警備員1名勤務。
・防犯カメラ16台設置(今年に設置)。但し、モニターを常時監視していない。

となっています。
つまり、外部からの侵入警戒システム未設置、緊急通報システム未設置、ということです。
警備会社のシステムは入居者スペースなど施設全体には設置していないと推測されますので
今回のような外部からの侵入に関しては対象外ということであったと思われます。
一般的に警備会社による委託警備システムは、夜間無人になる建物への侵入対策が中心で、窓開閉検知センサーと室内検知センサーとで侵入を検知し、警備会社に通報が入ると警備員が自動車で駆けつけ確認をするシステムです。
夜間入居者がいるスペースは室内検知センサーが設置されていると入居者を検知してしまいますので基本的には警備対象外となっていると思います。

侵入は26日 午前2時頃。1階の個室窓ガラスを割って侵入。
職員を結束バンドで縛って鍵を出させ、重度障害者の場所を聞き出しているようです。
結局通報まで40分以上経過しており、その間に包丁など5本を使用して多くの殺傷を繰り返し、被害が拡大してしまっていました。
事件当日に新聞やTVにてコメントを求められましたが、当時事件そのものがまだインターネットなどにも掲載されておらず一般的な説明しかできませんでしたが、改めて、障害者施設の防犯対策に関して意見を述べたいと思います。

① 外周警備システムを設置する。
今回「窓ガラス」を割って侵入していましたが、できれば敷地の中に夜間侵入したり、窓を割ろうと窓に近づくというのはその中の入居者にとって非常に危険です。建物の中に犯罪者が侵入する前にそうした行為を知ることが大切です。
赤外線センサーをフェンス上部に取り付けたり、窓の前に取り付けることで、フェンスを乗り越えて侵入しようとしたり、窓の前に近づいた時点で侵入を検知します。事務室や警備室に置いたコントローラがブザーでお知らせすると同時に、大音量のサイレンやフラッシュライトといった犯罪者が最も嫌がる「音と光」で威嚇撃退します。

もちろん今回のように「強い殺意や遺恨を持って侵入しようとする犯罪者」にとってはその音や光だけで犯行をやめるかどうかはわかりませんが、その次点で職員や入居者も異変を気が付くことができます。(一般的な侵入窃盗犯などには「音と光による威嚇撃退」は非常に有効です。)また、同時にあらかじめ設定した関係者など通報先5箇所に自動通報を行います。メールおよびメッセージでの通報を携帯電話に行いますので異常を早期に確認できます。

赤外線センサーには、電池式や無線式のものもありますので、追加することをお勧めします。

セキュリティハウスのコントローラでは「外出警備(無人時)」以外に「在室警備(就寝時・昼間)」を選択できます。
在宅警備中も、正面玄関の赤外線センサーは人を検知するとコントローラが「来客チャイム」でお知らせ、それ以外の赤外線センサーは侵入検知として作動させるといったことも可能です。

この外周警備と防犯カメラを連動していれば、今回の障害者施設においても宿直の職員や警備員はコントローラ及びモニターTVのブザー音で異常発生を知り、現場状況を動画で確認することができました。
今回犯人が犯行を予告していたことで防犯カメラを追加されていましたが、それだけでは犯行を抑止することも早期発見することもできず、後で録画映像で侵入時間や退散時間などを確認するだけでした。
② 緊急通報システムを設置する
今回の障害者施設では非常用押しボタンなど「緊急通報システム」も設置されていませんでした。
こちらも赤外線センサーによる外周警備や防犯カメラと一緒に、池田小学校の事件後非常に多くの小学校で導入されています。押しボタンは固定だけでなく、ペンダント型や腕r時計型、カード型の非常押しボタン送信機等職員が常に携帯できるタイプのものを使用すれば緊急時にどこにいても犯人に気づかれずに外部に異常発生を知らせることができます。
非常押しボタン送信機はコントローラまで見通し距離100mまで無線で信号を送信します。
押しボタン送信機を押すと、その場でサイレン等が鳴ると同時にあらかじめ設定した関係者などにメールおよびメッセージで自動通報します。

遠隔監視システムi-NEXTなどが設置されていれば、外から動画と音声でリアルタイムの状況をiPad・iPhoneで確認したり、録画映像を確認することができます。
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