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「日中の防犯」圧倒的な悪意を持った犯罪者に対して
「圧倒的な悪意を持った犯罪者」。
最近では、2019年の京都アニメーション放火殺人事件。36人死亡、35人負傷の大惨事と事件なりました。
これは京都市と宇治市との境目あたりの住宅地にあるビルで起きた事件で、実は家から二駅の場所。
夕方に、帰宅時に、その現場の最寄り駅に行った時に、まだまだもの凄い臭いと警察官の数とで
その異常な事件がこんな田舎町で起きたのかと、時間が経過してもなんとも言えない気持ちになりました。
そして何件か列車での殺傷事件が連続して発生しました。
日本の列車の中で刃物を持った犯人が放火したり、無差別に乗客を殺傷するというのは非常に驚きであり、
ここまで来たのか、という気持ちになりました。
そして昨年末の大阪精神クリニックでの放火殺人事件、埼玉での立てこもり医師殺害事件。
共通しているのは、犯人には圧倒的な悪意があること。
一方的に被害者に対して憎しみを持っている場合もあれば、社会全体に対して強い恨みを持っているケースもありますが、自分自身の命もそこでなくすつもりでの犯行です。
つまり「怖いものがない」ということ。
侵入者は「完全犯罪」を狙っている。なぜなら「捕まりたくないから」。
これが今まで我々が考えてきた犯罪者の心理です。
「犯罪防止四原則」の目、音、光、時間もすべてこの犯罪者の心理に基づいて考えられてきました。
ところが今、自分の命すら執着しない犯罪者による犯罪が多発している…
「防犯」のプロを目指してきた私たちにとって、非常に重い課題ができました。
日中の防犯対策。
まだまだ不十分ですが、これから真剣に取り組んでいきたいと思います。