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強盗の服装

また、強盗事件が発生しました。

東京・板橋区の化粧品や電化製品の卸業の会社に21日、男4人が押し入り、現金約900万円を奪い逃走しました。
当時、会社にいたのは女性従業員1人で、「お金を移動させている最中だった」と話しているということです。
1人になるタイミングを狙われたとみられていて、警視庁は強盗事件として4人の行方を追っています。

前のビルの防犯カメラ録画映像として、４人の男が店舗に侵入し、その後犯行を終えて２組に分かれて事務所から出たところや、
車に乗っているところがニュースで放映されていました。

逃走時に見つかりにくいように警備員のような服装にしたのかどうかは不明ですが、
●女性一人の時間帯を狙っている。
●丁度９００万円もの現金が事務所にある日時を狙っている。
ところからも、そうした情報を入手して計画したと考えられています。

女性は催涙スプレーなのか顔にひりひりするものを付けられ病院で手当てしています。

午後２時・・・防犯カメラには犯行時間中もビルの前を行きかう人の姿を映し出していましたが、
もちろん事務所の中で犯罪が行われていることはわからず、自分の目的地に歩いていました。

その事務所に防犯カメラや警備システムなどが設置されていたかどうかは不明ですが、ニュースで報道されていないところをみると
何も設置されていなかった可能性もあります。

９００万円もの大金が店内にあるにもかかわらず、部外者が簡単に事務所内に入ることができたことや、
そんな状態にも関わらず女性が一人だけで事務所にいたというのは、「防犯意識がない」としか言えません。

今回は催涙スプレーのようなものをかけられただけで済んだと言えるほど、ここ最近の犯罪を考えると、
・放火
・殺傷
といったことが多数起きていますので、もっと従業員の命を守ることに注意を払っていただきたいと思います。

強盗の服装は、

●ヘルメットやフード付きの上着をきていた男がいた
●目指し帽のようなものを被っていた男がいた
●警備員の制服のようなものを着ていた男がいた

といったことがニュースで報じられています。

犯罪者の服装の特徴は、

★目立たず周囲に溶け込む

★防犯カメラで顔が映らないようにする

★手口に合っている・・・ガスの点検といった口実でドアを開けさせる場合にはそういう制服を着たり、サラリーマンを装ったり、香典泥棒は喪服を着たりします。

という特徴があります。

「周囲に溶け込み逃げやすいこと」つまり「捕まらないこと」が犯罪者にとっては一番重要なのです。

泥棒ファッション

もし、緊急通報システムがあれば、

男たちが事務所に侵入した時点で押しボタン送信機を推せば、周囲に大音量のサイレン音や音声で異常発生を知らせ、犯罪者へ威嚇することができます。

命を守るためには、犯人たちと一定の距離があるうちに押すことが必要ですから、ペンダント型など常に携帯しておけるものが大切です。

押すだけで瞬時に外部のあらかじめ設定している通報先へメール・音声メッセージで自動通報して「異常発生」を知らせます。

強盗の場合は、「いかに命を守るか」が大切です。

また、外部の人間が簡単に事務所の中に入られてしまっていることがまず大問題です。

●　事務所への出入り口には電気錠を設置し、カメラ付きインターホンで映像で確認してから問題がなければ開錠する。

●　職員はカードで開錠する。

といった、大切なエリアへの入退室管理システムを導入されることをお勧めします。

●　受付は無人化し、来客は防犯カメラやカメラ付きインターホンで指名・訪問目的・訪問先を確認し、問題なければ電気錠を事務所から開ける。

●　自由に事務所内に来客や下請け業者が入れないようにレイアウトも配慮し、出入り口や職員専用口には入退出管理システムを設置。
　　あらかじめ入室を許可された人間だけが入れるようにする。

●　防犯カメラのモニターは事務所内に置き、常に事務所にいるメンバーが来客に気をつける。

●　バックヤードや倉庫も同様。特にパート・アルバイトの友人などがバックヤードに出入りできないようにする。

●　社員が辞めた場合には、鍵の保管場所を変更し、入退出カードの無効や暗証番号の変更をすぐに行う。

●　日頃より防犯対策をきちんととっている企業であることを社外・社内に周知する。

●　一人の時間帯を作らない。

●　最終退出時にはタイマーで室内照明をつけておくなどする。

●　下見を営業時間に行うことも多いので、接客中も不審な動きをする客には注意をする。

●　来客は顔を見て「いらっしゃいませ」と挨拶をして迎える。