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花は心のセキュリティ(防犯ガーデニング)
「花は心のセキュリティ」
これは、セキュリティハウス展開を開始してそれほど時間が経過していなかった頃、
セキュリティハウス新潟様に訪問した時に同社の企画広報の女性社員の方がお話してくださった言葉です。
文字で記憶しているので企画書で見たのかと思います。
それ以来、ことあるごとに「花は心のセキュリティ」 と唱えてきました。
バタバタとした日常の仕事の中で、殺伐とした気持ちになった時、辛いことがあった時など
心に余裕がなくなった時に、「花は心のセキュリティ」
花を愛でる、花を飾るその心が防犯の基本だと感じて心の中で復唱していました。
写真は南フランスの田舎町の家の風景。
窓にはこんな風に花が飾られています。
誰かのために・・・ではなく、自分のために、家族のために、そして地域のために
皆さん色々工夫しながら飾っているのが非常に印象的でした。
場所は変わってアジアの繁華街。
窓は外に厳重に金網がついていたり、物々しい金属で覆われていて
外部からの侵入を防ぐために強化しているのが一目でわかりました。
ほとんどの住宅の窓がそうなっていましたので、安全面で考えるとどうしょうもないのだと思われます。
必然的に、どの窓辺にも花はありませんでした。
(三重県のHP 犯罪のない安全で安心なまちづくりより抜粋)
イギリスでは、トゲのあるバラの花や葉が防犯対策に利用され、日本でも江戸時代の武家屋敷ではトゲのある茨(いばら)などを生け垣にして敵の侵入を防いでいました。
これらは植物のトゲを利用した防犯対策ですが、トゲのない美しい花にも防犯効果があります。
美しくガーデニングが施された家や地域は、一見して「きちんと管理されている」「地域の連帯が強い」という印象を与え、人が花の手入れや水やりに出てくる可能性があるため、泥棒が侵入を思いとどまらせる効果があります。
さらに季節ごとに表情を変える花は、近所の人や通りかかる人の注目を集めるため、泥棒はその家や地域での犯行を嫌います。
しかし、花や植物が外からの視界を遮ったり枯れたままでは、逆に防犯効果は低くなるので、日頃の手入れが重要です。
防犯ガーデニングのポイント
- 侵入経路になりやすい場所(家の目立たない場所)が雑然としていると、不用心と思われてそこが狙われる可能性があるので、通常、花がない場所にもあえて花を植える。
- 背の高い植物は外からの見通しを遮るので注意が必要です。
- 成長が早い植物は茂りすぎないように、こまめに剪定しましょう。
- 泥棒は音も嫌うので、植物の「ガサガサ」という音も防犯効果があります。
- ヒイラギの葉のようにチクチクするものも効果があります。
三重県では、「防犯ガーデニングの紹介」というコーナーもあり、写真付きで庭を紹介されています。
多くの市民にPRしようという意気込みが感じられ、素晴らしいなと思いました。
「入りにくく、見えやすい」
「周囲の人がついつい見てしまう・・常に人の目がある」これが、防犯ガーデニングの効果です。
この窓を見て、あなたは侵入しようと思いますか?
NO ですよね。
窓を割ろうと近づくには、バラの植木鉢を移動させ、近づく必要があります。
バラにはとげもあり、洋服がひっかかったりします。
特に夜は良く見えないため大変な作業となり、
時間も手間もかかり、侵入者にとってはいいターゲットとは言えません。
もちろん花が咲き始めると、道行く人から「綺麗ですね」と声をかけられます。
水をやっていても名前も知らない人とご挨拶を交わすことになります。
それは、それだけ「人目についている」ということ。
「人目につく」というのは最大の防犯効果です。
綺麗に花を咲かせている庭は
「その家の人がきちんと管理をしている」「目が行き届いている」ということを示します。
また、昼間であれば水やりや草むしりなど花の維持管理に家人がいつ出てきてもおかしくありません。
花は季節ごとに種類や様子を変えます。近所や通りがかりの人がいつも注目する・・・という効果もあります。
そうした家は
「泥棒にとって隙がない家」つまり「泥棒の嫌いな家」です。
防犯ガーデニング べからず集
● 手入れをせず、植木が伸びっぱなし。道路から見通しが悪くなり死角ができるため危険。特に成長の早い樹木は定期的な剪定が必要。
● 高い塀に囲まれているのも見通しが悪くなるので、低いフェンスが良い。
● 花の管理が悪く、枯れた花が植わったままの鉢があったり雑草があると、「ここの家は細かいところに気が回っていない=隙がある」と思われる。
● 道具や薬剤などが置きっぱなしになっているのもルーズな印象を与える。
● 脚立などが放置してあると、それを使って2階に侵入されるのできちんと保管する。
● 近隣の方に迷惑をかけていないか注意が必要。伸びた枝が隣の敷地に入ったり、枝が電線につきそうになってたり、害虫消毒などの薬が迷惑になっていないか注意。
良好なご近所との人間関係が防犯上も大切です。
「犯罪は、入りやすく、見えにくい場所で起こる」
防犯ガーデニングで「入りにくく、見えやすい環境づくり」を行うことができます。
そして地域でガーデニングを行えば、挨拶や会話が生まれ、自然と良好な人間関係ができます。
コミュニティがしっかりしている地域には犯罪者は入りにくいものです。
その第一歩は一鉢の花から。
ぜひ、窓辺や玄関前、道路沿いに一鉢でいいのでお花を飾ってみませんか?
防犯面だけでなく、心の安心も得ることができますよ!
プラス&のご提案
人感ライトを庭につけることで、
人や自動車がエリアに入ると自動的に照明点灯。
明るく照らし、侵入者には威嚇撃退の効果があります。
最大7000lmの高照度ライトを搭載したLED人感ライト!
さらにAC200V駆動やLCL-37の複数連動が可能です