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物流センターの防犯対策の考え方は、便利よりも不便な方がいい?
千葉県警柏署は2022年9月18日、自称船橋市の無職の男を、建造物侵入と窃盗の両容疑で現行犯逮捕しました。発表によりますと、男は18日午前6時20分頃、柏市内の物流センターの倉庫に侵入し、釣りざお13本と釣りざおケースの計14点(時価約26万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。
同署によりますと、この物流センターでは以前から同様の被害が相次いで発生しており、当時、警戒していた同センターの会社関係者らが、防犯カメラで犯行の一部始終を確認しました。男が倉庫から外へ出たところで社員が取り押さえ、同署に引き渡しました。男は容疑を認めており、同署で余罪を追及しています。
<YAHOOニュース 2022年9月19日 11:53配信>より
物流センターは、店舗と異なり、一般の人が自由に出入りする場所では無く、そのため、通りすがりの犯行が行われることはあまりありません。その代わりに、内部の状況がわかれば、店舗と異なり、万引きの対策などは取られていません。
不特定多数の業者が出入りするので、顔見知りでなくても怪しまれることはありません。このような配送センターでは商品のピックアップや梱包作業がメインで一人作業されていることから棚から商品を持ち出しても不自然ではありません。
こういった盗難を防ぐには、出入管理を強化しなければなりません。誰が何時倉庫に入ったのか、何時に出たのか、その時に持っている荷物は何であったのか等、記録を残していく必要があります。
業種特有のリスクと、そのリスクを想定して、回避する方法を対策として考えなければなりません。このニュースでは以前から同様の被害が相次いていたとのことですので、常習犯、もしくは組織的な犯行であった可能もあります。
きっと入りやすく、人目に付かずに退出できるような仕組みであったのではないかと推測されます。外部から入りにくく、出入も人から目立つような導線構築する必要があります。
セキュリティと利便性はどうしても反比例するのもですが、優先するべくはセキュリティだと割り切って考えることが防犯対策の第一歩です。