コロナウィルスによる緊急事態宣言で、テレワークが推奨されています。
テレワークとは、現在の通信技術を使って自宅などで仕事を行うこと。
労働基準法38条の2では「事業場外のみなし」が規定されています。これは、労働時間の全部または一部について事業場外で業務に従事し、労働時間を算定しがたいときは、所定労働時間など一定の時間を労働したものとみなす制度です。
IT企業や大手企業などでは、既に導入済みであったためスムーズに移行されていますが、我社のような中小企業では試行錯誤をしながらの導入になるようです。
実際にテレワーク、在宅勤務を実施して、メリット、デメリット、課題などについて記載したいと思います。
テレワーク、在宅勤務のメリット
● 通勤期間を無くすことができる。時間的な余裕ができる。
● 満員電車に乗らなくて良い。
● コロナウィルスに感染する可能性が大幅に減る。誰かが発熱した、くしゃみをしたということに過敏にならなくて済む。
● コロナウィルスに感染したのでは?誰かを感染させるのでは?というストレスが大幅に削減できる。
● 会社だと聞こえて来る様々な会話を聞かなくて済むので、人間関係のストレスが減る。
● スーツを着なくて良いので、クリーニング代金が要らない。
● 交通費はもちろんのこと、チョット帰り道に寄り道、コンビニで買い物といった出費がなくなる。
テレワーク、在宅勤務のデメリット
● 1日のスケジュール管理、進捗管理は自己責任。強い自己管理意識が必要。
● 営業職や製造業など在宅勤務に向いていない職種がある。
● 誰とも会話をしないため、情報が少なくなる。テレビ、インターネット、新聞、メールからの情報のみ。
● 1日部屋に閉じこもることになり、意識して身体を動かしたり、ストレッチしないと身体が固まる。
● 身だしなみなどに構わなくなる。
● 子供や家族などとの会話や触れ合いなど、予定外の時間が突然入ってくる。
● 会社からいつ電話がくるかわからない、すぐに出るようにしないと、というストレスがある。
● 本日の成果をきちんと上げないと、という意識がストレスになることもある。
● ネットワーク環境の整備が必須である。
● ネットワークセキュリティや持ち出し書類の機密保持などにより注意が必要。
● 自宅に書斎スペースなどがないと気が散る。
● 強い意識を持たないとつい何か食べてしまう。
● 一日中家族と一緒にいることで、家事の分担やコミュニケーションなどでストレスを感じる。
私自身はホームページの制作などをiPad2台で実施しています。
最初は中々慣れずに上手く文章をコピーして貼り付けたり、動画を入れ込むことが難しかったですが、1週間実施して随分慣れてきました。
書斎はありませんが、自分の部屋の3人掛けの固めにソファーに座り両サイドに携帯電話や資料を置き、膝の上にティッシュの箱とクッションを置いた上にiPadを置いて入力するスタイルに落ち着きました。
服装はカジュアルな日常着。そのまま近所のスーパーに行ける程度には整えて。
一時間に何処までやるのかをある程度考えながら、行っています。
個人的なメリットとしては、80後半の高齢の両親と同居しているので、通勤時間がなくなった時間を使って家事を私がすることで負担軽減出来ること、さり気なく健康状況を見守ることができることです。
緊急事態宣言がいつまで続くのか?いつまで在宅勤務が続くのか?
先が見えない状況ですが、きちんとメリット、デメリットを把握した上でやっていく必要があります。