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飲食店迷惑行為動画のSNS掲載は「人手不足の時間帯」に発生
回転寿司チェーン大手「スシロー」で、高校生の少年が醤油ボトル、湯呑み、寿司に唾液を付着させた事件。
168億円の賠償請求をするとの報道もあり、ニュースに取り上げられています。
また、同様の迷惑行為の動画が別の飲食店でも見つけられています。
「外食店テロ」・・・「テロ」という言葉が使用されている一連の寿司チェーンなどの迷惑行為動画投稿。
その背景には「承認要求」がある と言われています。
「いいね」を沢山の人からもらいたい、注目されたい・・・
遊びの延長のつもりだったのでしょうが、被害に遭った企業は株価暴落、客の信用失墜、店内備品清掃・・・と多大な被害が発生しています。
加害者に対しては民事・刑事両面で賠償請求するということですから、高校生が大きな代償を背負ってしまいました。
少年の「刑事責任」については、一連の行為について「威力業務妨害罪」(刑法234条)と「器物損壊罪」(刑法261条)の2つの犯罪に該当します。
どこまで実際に賠償請求されるかは、実際の様々な被害と今回の行為との因果関係を立証できるか?ということによるようです。
また、加害者が高校生であることからその両親が対象になるのかどうかも様々なニュースで取り上げられています。
高校生として責任能力があるかどうか、監督責任義務があるかどうかが問われるようです。
新たに備品を購入したりした費用は賠償請求の対象となるようですが、売上減少や株価暴落による被害などは因果関係を立証できるかどうか・・・
過去のバイトテロ事件などの判例からはなかなかハードルが高いといった話も聞きます。
「バカッター」「バカスタグラム」「バカトック」・・・といった表現のニュースもあり、???意味不明と調べてみました。
・バカッター:日本のインターネットにおいて誕生したTwitter利用者による行為の様相を表すインターネットスラング。
・バカスタグラム:不適切な動画をTwitterではなく、インスタグラムに投稿し、炎上するケースが2019年の春に頻発しました。その際に、炎上の場がTwitterからInstagramに変化したことを受けて、その呼び名もバカッターからバカスタグラムへと変化した。(
eltesより引用)バカッターもバカスタグラムもバカトックもどういう媒体に掲載しているかの違いはあってもやていることは「迷惑行為」の動画掲載。ほんと、こんなことが楽しいのかと思ってしまいます。
2013年頃より
「バイトテロ」といって、アルバイト先で迷惑行為をしている動画をSNSに投稿して大問題になっていました。
● コンビニ店舗でおでんの具材を口に入れてまた吐き出した画像をアップ。
● ピザ店でシンクに従事員が入り込んだ映像をアップ。
●寿司チェーン店でゴミ箱に捨てた魚を再度まな板に乗せて調理している画像をアップ。
その時も、被害に遭った店は売上を大きく落としたり、中には倒産した店もありました。
バイトテロに対する防犯対策
バイトテロをさせない店舗運営
● 従業員にコンプライアンス教育を徹底すると同時に、SNSリスクの重大性を理解させる。
● 就業中に個人携帯電話などを持ちこまさない仕組み作り
● 雇用契約時の契約書で縛る
● 「こうした行為はしない」といった細かい行動規制、マニュアルの制作と教育の徹底
● 店舗として小さな不正行為や悪ふざけも許さない、という強い姿勢と管理の徹底
。
● バイトテロ発生時の社内対応マニュアルの設定
従業員にSNSで日本中の人に知られることは、顔見知りに知られることとは次元が違うことを理解させること。過去に不適切な動画を掲載した従業員が損害賠償請求や退学、引きこもりなど人生を大きく狂わせてしまったことなどを説明して理解させることが重要です。
● 防犯カメラによる管理者の遠隔マネジメント
今回はお客様として来店していた中での迷惑行為ですので、バイトテロと同じにはいきませんが、
★人手不足の時間帯を狙っていた
★死角があり店舗全体を見ることができなかった。★アルバイト・パートの従業員が迷惑行為を知っても何も注意をしない、というのが常態化していて、エスカレートした。★従業員の意識が低かった。「自分には関係ない」という気持ちでいる。といったことがあったのではないかと考えます。
人間は、注意されない、問題にならないと感じてしまうと、時に行動がエスカレートしてしまいます。
例えば、仕事中に同僚と無駄話をする、長い時間離席する、携帯電話でプライベートな会話やメールをする・・・
こうしたことが管理者から何も注意されない職場では、モチベーションも下がり、勤務時間中といえども緊張感が緩んでサボタージュが常態化してしまう、ということに繋がります。
つまりは、
管理者の目が行き届いていなかったことも防げなかった理由だと思います。人手をかけずに安価で提供するために行ってきた回転寿司のしくみや、お茶や調味料のセルフサービスの在り方そのものが今回のことで何らかの見直しを迫られています。
既に、中華チェーン「餃子(ギョーザ)の王将」が、店内のテーブルに置くギョーザのたれなどの調味料を撤去し、注文を受けてから店員が提供する形式に変更しました。
容器に虫が混入した動画の投稿や飲食店で相次ぐ迷惑行為を踏まえ、衛生管理を徹底するために運用を見直したということです。
常に管理者の目が届く、問題が見える化するマネジメント
多くのバイトテロや顧客による迷惑行為は、経営者や管理者が店舗にいない時間帯に発生しています。
問題は管理者不在の現場で起きているのです。
被害者にならないだけでなく、加害者を作らない!!
加害者だった家族もその店のお客様でした。
多分何度もお店に来てくれていたし、こんなことが起きなければこれからもすっとお店のお客様であったはずです。
犯罪が発生しない店舗運営を!!
遠隔マネジメントシステムI-NEXT なら、その場にいなくてもそれ以上の効果。
いつでもどこからでも店舗の状況を見たい場所にカメラを動かしながら管理者は動画と音声で確認できます。
● 店舗管理者は外出先や本部、どこにいても「見たい店舗の見たいカメラの映像」をボタンをタップするだけで見ることができます。● ズームや上下左右などの操作もボタンをタップするだけです。● あらかじめ常に管理したい場所は設定しておけば選択できます。● 複数店舗もボタンを押すだけで簡単に切り替わります。● 問題がある場面に出くわした場合には「録画」ボタンをタップすると最大30秒前からの動画を確認できます。そのままその動画をメールして現場に指示を出せます。
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