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犬は泥棒や強盗に対して効果があるか?
連日のように放送されている広域強盗団による強盗。
貴金属店、ブランドショップ、携帯ショップといった「ハイリスク・ハイリターン」先だけでなく、アポ電などで入手した「富裕層」の闇リストをもとに
一人暮らしのお金が自宅金庫にある人を狙っており、人が居る時間帯に侵入し、家人を脅して金庫の番号などを聞き出しており、中には殺害された被害者もいることから
「非常に怖い」ということで連日様々なニュース・ワイドショーで取り上げられています。
ホームセンターなどでも「防犯グッズ」や窓に貼る「防犯フィルム」が売れており、弊社でも品薄状態になっています。
「防犯意識」が高まっていることは非常に好ましいため、これを機会にぜひ家を見直して欲しいと思います。
この質問、よく聞きます。
実際に色々なブログなどでも取り上げられており、多くの人が気になっているのだと思います。
警察庁の統計資料から作成されたグラフがあります。
警察庁が発表している「犯行をあきらめる要素」を見ると、
空き巣が犯行をあきらめる要素として
1位 住民に声をかけられた2位 補助錠3位 住人が犬を飼っていた3位 セキュリティシステムが設置されていたとなっています。
センサーライト、防犯ビデオ(防犯カメラ)を加えると、声をかけられたと同じ1位になります。「住人が犬を飼っていた」という理由がセキュリティ設置と並んであきらめる理由のトップ3に入っていますので
番犬として犬を飼うのは決して間違った行為ではなく、一定の効果はあるといえそうです。
しかしながら、実際に犬を飼ったことのある人に聞くと「うちの〇〇ちゃんは無理」と思われる方も多いのではないでしょうか?
最近は外に常にいる犬は少なく、多くの犬は室内犬。服を着て、夜は布団の中で寝ている犬も多いようです。
そのような犬はなかなか番犬にはなり得ません。
吠えるかどうかも個体差があります。
犬は泥棒や強盗に対して効果があるの?
この答えは
・犬種やその性格にによって防犯効果が高い場合もあれば、ほとんど効果がない場合もある。
・犯罪者自体もその性格や手口によって効果がある場合もあれば、全然気にしていない場合もある。中には「犬を得意としている犯罪者もいる」
ということになり、「犬がいるから大丈夫」とは絶対にならないので、別の防犯対策を並行して行ってください。」というのが答えになります。
結論から先に書いてしまいましたが、犬にも限定ではありますが、もちろん防犯効果があります。
● 散歩などで犬がいるということを周囲の人に知らせることにより、犯罪者に対しては「もし侵入したらあの犬が吠えたり跳びつかれたり、もしかしたら噛まれる・・・」と感じさせることにより抑止効果がある。
● 宅急便など家族以外に吠える犬は、縄張り意識が強いため、犯罪者が敷地の中に入った瞬間に察知して吠えるため、家人が気が付く。
● 事前に犯罪者が下見をしようとセールスマンなどの格好で訪れても大きな声で吠えるため、犯罪対象から外される可能性がある。
犬は昔から「鼻で考える動物」と言われ、犬の臭覚力は人間の3,000倍から10,000倍と言います。特に汗の臭い(酢酸)や足の裏の臭い(吉草酸 きっそうさん)が得意ということです。また、犬の可聴範囲は、人間の4倍といわれており、人間は25,000ヘルツ以下の音しか聴き分けることができないのに対し、犬は80,000~12 0,000ヘルツの音を聴き分けることができるとされています。 また、音の強弱については人間の16倍、音源の方向定位は人間の16方向に対し、犬は32方向を区別できるとされています。(警察犬物知りコーナー・兵庫県警より)つまり、少々の物音でも気が付くということですので、優秀です。
但し、犬種や性格、訓練の有無によって大きく変わる為、どの犬も番犬になるとは言えません。
特に社会性があり、どんな人や犬にも吠えない、家族として優秀な犬の場合にはほとんど番犬効果はないと考えた方がいいです。
逆に転売目的のペット泥棒なども存在しますので注意が必要です。
犯罪者の中には犬が得意な者もいます。
● 犬を飼っており犬の扱いになれている。
● 別の犬の臭いをわざとつけて侵入する泥棒もいる。
● ペットのおやつなど持参。バラまいて時間稼ぎ。
犯罪者が嫌がる犯罪防止4原則
① 目 人目につくのを嫌がる。
住民からの挨拶、
防犯カメラ設置。道路から見通しの良い塀に変える。植木の選定。常に「人目につき、隠れて侵入行為ができない環境を作る」。地域で防犯カメラを設置したり、ゴミや雑草がなく人目がある環境を作ることも効果があります。
② 音 音がなるものを嫌がる。
防犯ベル・サイレンなど侵入検知センサーが侵入者を検知時に「音」で威嚇撃退するのは効果絶大。防犯砂も一定の効果。
③ 光 明るく照らされるのを嫌がる。
侵入検知センサーが検知して照明点灯(
人感センサーライト)。侵入検知時には
フラッシュライトや回転灯で威嚇撃退は効果大。地域で防犯灯を設置することで死角をなくすことができ防犯効果があります。
④ 時間 時間がかかるのを嫌がる。
5分以上侵入に時間をかけたくない。補助錠(ワンドア・ツーロック)、防犯力の強い錠前、防犯フィルム、二重窓など侵入するのに時間がかかると諦めます。
強盗や泥棒被害に遭わないための防犯対策として下記をお勧めします。
抑止力(予防)を最重視した「
セキュリティキーパー」
「警備中」の文字が下見をする犯罪者に対しては精神的な抑止効果があります。
この商品を開発したのは元刑事。窃盗犯をずっと追いかけていて、その心理から犯罪者が嫌fがる環境を作ったのです。
それでも侵入者が侵しようとした場合には侵入検知し、回転灯のサイレン又は音声メッセージで威嚇撃退すると同時に、周囲に異常発生を知らします。