スタッフブログ
太陽光パネル ケーブル盗難相次ぐ。急がれる防犯対策
上毛新聞4月6日の記事より、太陽光パネルのケーブルが盗まれた被害をご紹介いたします。
●4月4日群馬県太田市「おおた太陽光発電所」。盗まれたケーブルは長さ2400メートル余り、重さにして約7トン(1300万円相当)に上る。県内の金属買い取り業者は、世界的な需要の高まりによる銅の価格上昇が、各地で被害が相次ぐ背景とみる。周辺には企業の物流センターなどが点在するが、夜間の人通りは少ないという。市の担当者は「ケーブルは非常に重く、人間の力だけで運び出すのは考えづらい」とし、重機などを使用した大掛かりな犯行の可能性があるとみている。
この発電所は2012年に稼働し、2.8ヘクタールの敷地に約1万枚の太陽光パネルを並べている。この時季の売電額は1日約30万円に上るが、盗難により6分の1に減少している。復旧の時期は見通せず、このままでは損害は膨らむ見通しだ。
太田市は昨年7月、「おおた鶴生田町太陽光発電所」でケーブル計約920メートル(重さ約2トン、約330万円相当)が盗まれる被害を確認した。相次ぐ被害を受け、市はおおた太陽光発電所でも防犯カメラの設置などを進める方針だが、担当者は「警備を強化しても侵入されることもある。どこまで対策を取ればいいか難しい面はある」と打ち明けた。
●群馬県警によると、県内の太陽光発電所を狙ったケーブルなどの盗難被害は21年に年間115件発生した。
この「金属盗難」は今に始まったことではなく、平成17年1年間では、5,700件。20億円もの被害といった記事もあります。
背景には「金属買取価格の高騰」。
当初は北京オリンピックによる建設ラッシュが原因と言われていましたが、
「屋外の金属物がすべて換金できる」ということは、窃盗犯の狙う対象が大きく変わったということを意味しており、守るべきものが大きく変わったことになります。
●太陽光パネルのケーブルや設置用の金具
●マンションの側溝
●歩道側溝のステンレス製の溝ぶた
●線路の電線
●建設会社の資材置き場から電線や鉄板
●建築中の物件から電線や空調機器
●公園のすべり台
●公園や駐車場の車止め
●中途廃棄された空調機など家電製品
●空調の屋外機
●土木用機材と発電機をつなぐ延長コード約500メートル(500万円相当)分。先月半ばにコードがあることを確認していたが、樹脂製の被覆部分を鋭利なナイフのようなもので切り裂き、中の銅線だけが持ち去られていた。
●お寺の屋根の張り替え工事中の銅板
●公衆トイレの屋根の銅板
●お墓の墓石前のステンレス製線香皿200枚や花入れ
●廃材置き場にあった廃材
●海岸に設置してあるステンレス製の防潮扉(幅1メートル高さ80センチのものが2枚、幅3メートル高さ90センチのものが1枚。
●高さ5メートルのはしごの上部に設置された銅製の半鐘(縦50センチ、直径40センチ、重さ約20キロ、10万円相当)
●電照菊畑の電照用銅線。花の成長が止り出荷ができなくなり数百万円もの被害になっている。
みかん畑の広がる浜松市(旧引佐郡)の山間部で、送電線を切り取って持ち去る盗難事件。電気の通った高圧電線を工具で切断したもので、失敗すれば感電死の危険もある荒っぽい手口。
太陽光パネルの敷地内への侵入者を即検知し、その場で「大音量の音と光」で威嚇撃退。同時に携帯電話に異常発生をメール・音声にて自動通報します。
某太陽光パネル 外周警備システム納入事例
広大な敷地に太陽光パネルを設置されているお客様より、「太陽光パネルを守りたい」との御要望がありました。
金属が高騰しているため部品が狙われる事例があることや
いたずらなので破壊されたりすることから守りたいというものです。
そこで赤外線センサーによる外周警備システムをご提案しました。
4段ビームの赤外線センサーをポールに2段に取付け、
潜り抜けなどができないようにしました。
侵入者が侵入した瞬間に検知して、大音量の音で威嚇撃退します。
お客様の声
太陽光パネルの盗難やいたずらが心配でしたが、セキュリティハウス姫路の外周警備システムを設置してもらい、すごく安心できるようになりました。
太陽光パネルの破損や雑草など状況を遠隔から確認、素早い対応が可能です。
遠隔監視システム導入事例
実家の宮崎県の空き地に太陽光パネルを設置しました。
何か不具合が発生すると、現地まで六時間かけて行って、現地で不具合の原因を調べて、パネルの破損があった場合には発注して到着するまで現地で泊まって、届いたら変更してまた六時間かけて帰っていました。
遠隔監視システムを導入してからは現地に行く前に状況をズームアップして確認し、破損パネルを発注後到着する時に現地に到着して交換するだけで良くなりました。滞在時間が大幅に短縮しました。
確認したい箇所を予め決めておいて、ワンタップするだけで確認できます。
一台のカメラで広範囲を確認できます。
ズームアップも、ちょっと右、左といった移動も簡単に行うことができます。現地の照明を遠隔から付けることもできます。