1998(平成10)年 7月 「メンタルストッパー」発売開始。
この「メンタルストッパー」は文字通り「精神的抑止」。侵入しようと下見をする犯罪者の心理に働きかけ、「こんなすごいものがついているのならあきらめよう」という気持ちにさせるものです。元窃盗の刑事が商品開発した商品です。
犯罪を起こそうとしている犯罪者は捕まりたくありません。だから「完全犯罪」を狙っています。
そのために事前に「下見」をします。この「下見」には「日常の下見」と「犯行前の下見」があります。
どちらにしても「安全性」「容易性」「確実性」の面から犯罪対象を選びます。
犯罪者は、犯罪が失敗する可能性のあるところは犯罪対象から外します。
もっとも大切なには「安全性」。そして「容易性」なのです。
そうした判断は、建物の外から対象の建物や周囲の環境を見て行います。
自分の体が隠れる「死角」があるか?
人目につきにくいか?
中の住人の防犯意識は高くないか?
そうした「下見」の犯罪者に対し「警戒中」の大きな文字が遠くからでも読める行灯?が建物の目立つところについている建物。「なんだ?警戒中?やばいな」という気持ちになり、わざわざその建物を狙うのではなく何も防犯対策をしていないところ、脆弱なところを狙うのです。
泥棒の告白
オレタチ泥棒は、プロだからね。犯行前には「下見」を行い、安全性、確実性を確認するもんさ。
必ず「侵入しやすい建物:があるんだ。人目につかない、無締まり、施錠忘れがある、防犯対k策を何もしていないってね。これらはオレタチにとっては「侵入しやすい建物」の目印ってところかな。
防犯装置がついている建物をわざわざ侵入するなんて、プロの泥棒のする仕事じゃねえよ。なに?侵入しようとしたら「ライト」と「サイレン」が鳴り続けるって?そんなおっかないところ、近づくのも嫌だってもんさ。
くわばら、くわばら。
元刑事が多くの泥棒を捕まえた中で蓄積した「泥棒の心理」「行動」に対する膨大な知識と、セキュリティのプロフェッショナル集団「セキュリティハウス」のセキュリティシステム設計技術がドッキングした、最強の「新・自主機械警備システム」堂々登場!
発売開始時は、サイレンが上部についている商品。いかにも!という威圧感がありすぎて「こんなに不格好なものをつけられない」といった声も多く聞きました。
どんどん機能も充実、威圧感はそのままに、デザインはスマートに進化してきています。
現在の商品名は「セキュリティキーパー」となっています。