産経新聞7月17日付けのニュースにひったくりが記載されていました。
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ひったくりを繰り返したとして、大阪府警捜査3課と府警平野署などは17日、窃盗容疑で16~18歳の無職少年4人を逮捕し、20件の犯行(127万円相当)を裏付けて捜査を終えたと発表した。
同署によると、4人はバイクに2人乗りし、主に女性を狙って犯行を繰り返していた。二組に分かれ、より多くの現金を奪ったほうが、もう一組の現金も含めた全額を手にする「勝負」をしたりしていたという。
主犯の18歳の少年は同署に対し「ひったくりの(成功した)記録を伸ばしてやろうと思った」と供述。一方、周囲には
「(自分の)ゴッドハンドで盗めないものはない」などと話していたという。
逮捕・送検容疑は昨年12月7日午前3時半ごろ、同府東大阪市内の路上で、60代女性が自転車の前かごに入れていた現金約13万5000入りのショルダーバッグを奪うなど、昨年12月~今年1月、同市や大阪市内でひったくりを繰り返したとしている。
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高齢の女性を狙い、ゲーム感覚で「ひったくり」をし、成果を競う。
自分の手を「ゴッドハンド」と称し、「盗めないものはない」と豪語していたといいますから、悪いことをしている、という感覚はないのではないかと疑ってしまいます。未成年だから、ということでは、こうした犯罪はなくなりません。
未成年だからこそ、きちんと罪を認めさせ、償わせることが大切だと思います。
今回甘い対応をすれば、また繰り返し、もっと大きな犯罪に手を染めてしまうでしょう。
高齢者がひったくられると、命の危険もあります。
転倒してしまうと骨折し、元の健康な体には戻れなくなる可能性は大です。
私の住んでいる近くでもバイクで高齢者を狙ってのひったくりが多発しており、ある時80歳を超える母が身の危険を感じることがあったと聞いています。昼間に歩いていたところバイクが後ろから走ってきて、怖いので塀にピタッとくっついていたらUターンしてまた走っていったということでした。もしそのまま歩いていたら、鞄をひったくられ、そのまま転倒していたかもしれません。
その場所は住宅街ですが、メイン通りから1本入った場所で、人通りもさほど多くなく、人目にもつきにくい場所でした。
昼間でも人通りの少ない場所ではひったくりが発生しにくいので注意が必要です。
ひったくりから身を守るためには、日本であれば
● 鞄を道路側に持たない。
● 携帯電話で話しながら歩かない。
● 人通りの少ない場所を歩かない。
といったことが上げられます。
例えば南米などでもっと治安の悪い場所ですと、ナイフなどで切りつけて鞄を持ち去るという凶悪な犯行もあるそうです。腕が切り落とされたということですから、そうなると怪我をしないためにどうするか、ということをまず第一に考える必要が出てきます。鞄の持ち方は斜めがけ、コートの下などその土地の治安に合せて選択が必要ですが、安易に出歩かないということも選択肢の一つです。
携帯電話で話しながら歩いたり、友人と話しながら歩くのも注意散漫になるため注意が必要です。
これから夏に海外旅行中も含めてひったくりに遭わないようにぜひ注意して欲しいです。