携帯ショップからiPhoneが大量に盗まれる被害が相変わらず続いています。こうした犯罪は窃盗団によるものと推測されます。非常に短時間化しており従来の警備システムだけでは防ぐのは難しい状態です。
スマホ窃盗相次ぎ68台被害
23日未明から早朝にかけて三重、愛知両県の携帯電話販売店で、スマートフォンを狙った窃盗事件が相次ぎ、計68台が盗まれた。店舗の窓ガラスなどが割られる窃盗未遂事件も多発し、三重、愛知両県警が捜査している。
三重県では、同日午前2時ごろ、四日市市の販売店で、倉庫などにあったiPhone(アイフォーン)の最新機種計60台(360万円相当)が盗まれた。正面出入り口のガラスが割られていた。同日午前1時35分ごろには、鈴鹿市の販売店で警報機が鳴り、警備会社が警察に通報。閉店時に施錠した正面出入り口が開いており、店内を物色した形跡があったが、商品は盗まれていなかった。
愛知県では、同日午前4時20分ごろ、豊橋市柱六番町の「auショップ豊橋南店」で、スマートフォン8台(63万円相当)が盗まれているのが見つかった。岡崎市の2店舗でも店舗入り口の窓ガラスが割られたが、被害は確認されていない。
(中日新聞 3月23日)
23日未明から早朝にかけて三重、愛知両県の携帯電話販売店で、スマートフォンを狙った窃盗事件が相次ぎ、計68台が盗まれた。店舗の窓ガラスなどが割られる窃盗未遂事件も多発しています。
推測ですが、プロの窃盗団が連続で狙っているのではないかと考えます。
携帯ショップはもとより、貴金属店、リサイクルショップ等はこうした「ハイリスクハイリターン」を狙った窃盗団に狙われる可能性が高い業種です。
携帯ショップのiPhoneがなぜ狙われるか?もちろん日本国内では換金することはできませんが、海外では高値で換金できるそうです。
こうした窃盗団の犯行は「短時間化」しています。多くが1~2分で犯罪を終えます。
昼間に店内で下見もしている可能性もあります。店内レイアウトを見て、多くの店舗はレイアウトが同じですから継続して次々に犯行を繰り返し、時間がかかる現場や人目につきやすい現場は何も取らずに逃げているのではないかと考えます。
侵入窃盗犯が嫌がる環境としては
① 目 人目につきやすいのを避ける
② 音 音がなるベルやサイレンのある現場を避ける
③ 光 明るく照らされたり、照明があり自分の姿を隠せないのを避ける
④ 時間 時間がかかるのを避ける
があります。この4原則をうまく活用することで泥棒が嫌がり避ける建物にすることができます。
セキュリティハウスの自主機械警備システムのコンセプトである「狙わせない、入らせない」です。
短時間化する泥棒に対しては特に「時間」。
「時間をかけさせるために霧を噴射して視覚を奪い、犯行を継続させない」ということが効果があります。
セキュリティショーでの実演がめざましテレビやZipなどでご紹介いただきました。