「インテグレーター」という言葉があります。
個別のサブシステムを集めて1つにまとめ上げ、それぞれの機能が正しく働くように完成させる「システムインテグレーション」を行なう企業のことである、ウィキペディアにあります。
システムのコンサルタントから設計・施工・保守アフターサービスまで一貫体制で実施する企業との表現もあります。
このカタログも1990年頃に制作・使用していました。
「人と人、そして人とモノの共存(ウイズ)」すなわち両者の調和ある関係が あらゆる豊かさの源であり続けていることを基本コンセプトに
あらゆる建物のインテリジェント化・快適化のための不可欠な知恵(ウイズダム)としてセキュリティハウスが創造したインテグレートシステム「WITH-DOM」。
「WITH-DOM」はビル環境の快適化・利便化・安全化、さらにビル管理の合理化・省力化を実現します。
システムインテグレーターの時代、到来。
空間のシステム化を促進させてきた人と人との関わり合いは、この豊かな時代の中で自らの空間を守る大切さと不自由さとを同時に私達に痛感させ、その合理的な解決を求め始めました。その試みとして、高度なメカトロニクスを束ね合わせていった一つの究極にインテリジェントビルが位置しています。
ところがインテリジェントビル等のシステム導入に、決して理想的とは言えない現況があります。一つは、それぞれの機能・機器の開発が極めて専門的な領域で個別に行われており、各領域間の連携の不十分さが、システムに関する情報混乱と不効率化を生んでいること。もう一つは、システム導入に際して、多方面のスタッフを含めた共同作業が必然となりますが、現況は多くの場合いずれかの専門領域に全権が委ねられ、全プロセスを一貫するノウハウが欠落しがちとなり、システム内要素の不均衡を生んでいることです。
従って、各専門領域を総合統括する横のつながりと、システム提案からメンテナンスやシステムアップまでを一貫管理する縦のつながりの双方を担い、システム創造を確かに推進する「システムインテグレーター」の必要性が明らかになってきました。
㈱セキュリティハウス・センターの「WITH-DOM」は、高度なコンサルティングとプロジェクト管理を通して、本当に求められている建物のインテリジェント化・快適化の実現のために存在するインテグレートシステムです。
無限の可能性を指向するインテグレートシステム「WITH-DOM]。
「WITH-DOM」は、あらゆる建物のインテリジェント化を取り扱う各業界の業務特性やメーカー個々のメリット、また多肢にわたる最先端技術をもれなく把握し、コンサルタントを通して、単体システムの開発はもちろん、個々のシステムをニーズに応じて自由に立体的に体系化し総合化することによって、価値創造の深化と拡張を実現いたします。従って、従来の単体システムや固定化された総合システムの概要を超えた遥かなスケールメリットを追求する限りない幅と深さを秘めたシステムであるといえます。
高度化したシステムは、細やかなシステム分析や最新技術導入から、アフターフォローまでをレベルとバランスを保ちながら一連に創造さええるべきものです。「WITH-DOM]の一環責任体制と全国ネットワークは、緻密なプロジェクト管理によりシステム化をよりスムーズに実施。同時に一切の無駄を省きローコストを実現。そしてさらに、創造したシステムの理想的な維持及び運営・管理の簡素化を確かにしています。
インテリジェント化された建物は、知恵の通った生命体のようなものです。その新陳代謝ともいえる時代や諸条件の変化に対応したシステムの拡張・レベルアップに「WITH-DOM」はしなやかに対応いたします。時代への確かな見識によって創造される「WITH-DOM」のすべてのシステムは、導入時のシステムを核に多様なシステムとの連動・協調・増幅などを自在にこなし、常に進歩的に機能し続けるためのいわば進化維持装置を搭載しているといえます。