平成25年中の侵入窃盗に関して警視庁が発表している内容では下記の通りとなっています。(生活安全総務課 手集計)
都内における侵入窃盗認知件数の推移(生活安全総務課 手集計)
平成25年の都内における侵入窃盗の認知件数は7,756件で、前年に比べて214件(2.7%)減少し、そのうち、空き巣については3,264件と前年に比べ209件(6.0%)減少しました。
侵入窃盗のうち、空き巣が占める割合は42.1%となっています。
住宅を対象とする侵入窃盗の手口のうち、忍込みと居空きは増加しています。
侵入窃盗の内、空き巣の占める割合は、平成21年が51.9%であったのが年々減り、平成25年は42.1%となっています。
空き巣の件数自体は、平成21年が5,595件、平成25年が3,264件ですので、空き巣の減少がそのまま侵入窃盗件数の減少になっています。
なぜ東京都の犯罪傾向を紹介したか?というと、東京での犯罪傾向が数年後地方に波及することが多いからです。
空き巣とは家人がいない無人時に侵入する窃盗手口ですが、居空き、忍び込みはどちらも家人が建物の中にいる中で侵入する手口です。こうした手口での侵入窃盗が増えている、ということは、「万が一犯人と鉢合わせになった時には非常に危険な状態」であることが言えます。
侵入窃盗犯であっても、小刀や中にはピストルなど武器を持っているケースもあり油断はできません。
やはり侵入窃盗に対する防犯対策は建物の中に入る前に撃退することが絶対に必要です。
言いかえれば、建物の中に侵入されてしまってからの対処では遅い、ということです。
多くのホームセキュリティシステムを販売している防犯会社や警備会社があります。
しかしながら中には、侵入されてから駆け付けるサービスであったり、その場で侵入者が最も嫌がる音と光による威嚇撃退がなかったり、タイマーで遅延して建物の中に入って警備を解除するシステムがあります。
コントローラがメッセージを出す音を「抑止」といった説明をする会社もあります。
しかし、本当にそれで大切な家族の命が守れるのでしょうか?
ホームセキュリティで守るべきもの、それはかけがえのない家族の命であり生活です。
そのためには、その可能性をいかになくすか、ということが基本になります。
建物の中に入られてしまった時点で、「防犯」イコール犯罪を未然に防ぐ、という面では「負け」なのです。
セキュリティハウスでは、防犯のプロとして犯罪者が嫌がる環境を作り、犯罪対象から外させることこそが防犯にとって欠かすことができないことであると考えています。
「予防(抑止力)」こそが防犯の要です。