なんとも情けない、というのがこの記事を読んだ感想です。
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広島市北部で発生した土砂災害で、被災地周辺で混乱に乗じた空き巣や不審者情報が相次いでいることから、広島県警は救出・警備作業などとは別に被災者支援と治安対策を専門に担当する部隊「メイプル隊」を編成、25日から活動を始めた。県警担当者は「住民の不安を少しでも和らげたい」と話している。
県内の10署の男女警察官計20人で編成し、2人1組で専用の腕章を付けて地域をパトロールする。また、安佐北、安佐南両区内の避難所を中心に防犯情報を提供したり、生活相談に応じたりする。
安佐北区可部東6では災害発生直後の20~21日、避難中を狙った空き巣2件が発生。うち1件では現金や時計4個(計1万円相当)が盗まれた。安佐南区八木4では21日、不審な男や女が警察官を名乗って民家を訪れたり電話をかけたりし「避難勧告が出たので避難を」と呼びかけるケースがあった。
(毎日新聞8月25日より引用)
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福島でも同様のことが起きています。
原発事故で避難地域に指定されている地域で空き巣被害が多発している、ということで
同じ人間として「情けない」という気持ちになります。
元々空き巣、忍び込みといった侵入窃盗、つまり泥棒は犯罪ですから悪人、罪人が行うものです。
しかし、その中でも、災害に遭って苦しい目に遭っている人の家に侵入する、というのは
もはや言葉を失うような行為だと思います。
しかしながら、こうした人間が日本にも現実にいるのですから
何らかの防犯対策が必要であることはいうまでもありません。
避難をされている場合には、安全が確保できた時点で家に戻られた時には
必ず施錠を少なくとも徹底いただきたいと思います。
こんな時こそ地域の皆さんで声かけあって、防犯の目で地域を見つけていただければと思います。
すれ違う人と声をかけあうだけでも効果はあると思います。