6都県で車窃盗 被害5億円超
千葉市などに住む男4人の窃盗グループが、埼玉県や千葉県など関東地方の1都5県でトラックなど合わせて230台、被害総額が5億2000万円を超える窃盗を繰り返していたことが、警察の調べで分かりました。
この窃盗グループは、千葉市中央区の無職、O被告(39)など、千葉県や埼玉県内に住む男4人です。
警察の調べによりますと、4人は去年9月、埼玉県新座市にある会社の駐車場からトラック1台を盗んだとして、すでに逮捕・起訴され、警察が余罪について調べを進めていました。
その結果、4人はおととし7月からことし5月までのおよそ2年間に、埼玉県や千葉県など関東地方の1都5県で、トラックやトヨタ製のハイエースなど230台、被害総額が5億2000万円を超える窃盗を繰り返していたことが分かりました。
4人は無人の駐車場などに深夜に侵入する手口で犯行を繰り返し、盗んだ車は千葉県内にあるヤードに運び込んで、1台当たり8万円から20万円で転売していたとみられています。
警察の調べに対し、4人は「盗んで得た金は生活費に使った」などと話しているということです。
4人のうちO被告以外の3人は、窃盗などの罪ですでに懲役1年6か月から5年6か月の実刑判決が確定してます。
(11月13日 17時27分 NHKニュースより抜粋)
トラックやトヨタ製のハイエースなど230台、被害総額が5億2000万円を超える窃盗を繰り返していた4人ですが、トラックや自動車の盗難被害は全国各地域で発生しています。
トラック、トラクター、ハイエースなどが人気種類で、日本車は壊れない、と海外に転売されているのです。
夜間無人の駐車場に侵入して盗んでいた、ということですが、こうした「自動車盗難」に対しては「駐車場の防犯力を高める」ことが重要です。
具体的には、
● 外周警備用赤外線センサーで敷地内に入ろうとする侵入者を検知し、音声メッセージで警告したり、ベル・サイレンで威嚇撃退する。
● 人感ライトを設置し、人や車が駐車場内に入ると自動的に照明を点灯し、一定時間後に自動消灯する。
● 人感ライトのすぐ下に防犯カメラを設置する。防犯カメラは赤外線照明内蔵のディナイトカメラとし、自動録画する。
といった防犯対策をすることがお勧めです。
また、駐車場内に防犯灯を設置する、道路からの見通しが悪くないかを見直し、植木の剪定などを行うことも重要です。
駐車場の防犯対策