昨夜 NHKの番組で「原発テロ 日本が直面する新たなリスク」が10月7日放送されていました。
福島の原発事故は「原発の電源や燃料プールを破壊すれば核テロを起こせる」ことが明らかになってしまったため、テロの標的となる使用済み核燃料や大量のプルトニウムを44トンも保有している日本のテロ対策に対して世界が懸念しているということでした。
番組の中ではドラマで嵐の日にテロリストが侵入。ところがフェンスセンサーが嵐でフェンスが揺れるため誤動作が多発し、気が緩んでいた警備側は侵入者を見落とし、防犯カメラでその姿を捉えた時には非常用バッテリーを破壊されていた・・といった内容でした。
電子力発電所などにフェンスセンサーや赤外線センサー、防犯カメラは既に設置されていると推測します。
福井の原子力発電所を守る大型銃を持った警察官による射撃訓練の様子なども放送されていました。福島の事故以降監視エリアを拡大しテロに対策ちているとのことでした。
しかしながら、日本の場合そこに働く従業員の身元調査等が不十分であること。原子力発電所のセキュリティ等情報の漏洩を防ぐための徹底も不十分であることなどが指摘されていました。
海外での原子力発電所への侵入被害などでは、ほとんどが原子力発電所で働く従業員が関与しているケースが多いため、身元調査などが採用契約時に徹底されると同時に退職するまで不審な行動がないか、変更がないか監視されるとのことでした。
日本の場合は「性善説」が根底にあり、原子力発電所といえども今までは一企業としてそこまでの監視やセキュリティを考えていなかったのだと思います。
しかしながら、福島の例を出すまでもなく、万が一テロリストに狙われたとしたら大変なことになります。
東京オリンピック。かたや現在の世界の状況を考えると、テロリストが日本だけを避けてくれるとは考えられません。
確実な防犯対策をしていく必要があると考えます。
まずは現状のセキュリティシステムを見直し、問題点や脆弱な部分がないかどうか防犯のプロに依頼し調査するところから始めてッ見ることをお勧めします。