漫画を通して京都府内で相次ぐ特殊詐欺や自転車盗の被害を伝え、京都府民の防犯意識の向上に貢献したとして、京都府警は5月25日付で、京都精華大の学生に感謝状を贈りました。
漫画は6~7コマで構成。犯罪の手口や被害に遭ってしまう様子を示し、被害を防ぐために必要な行動を紹介しています。特殊詐欺を扱った作品では、キャッシュカードで一度に引き出せる限度額を引き下げておけば、被害軽減につなげられることも説明しました。
制作したのは、同大マンガ学部の3回生IさんとMさんのふたり。昨年末に府警から依頼を受け、約1カ月かけて完成させました。Iさんが高齢者の特殊詐欺被害を、Mさんが大学生に多い自転車盗や闇バイト被害をそれぞれ担当しました。
ストーリーやセリフは府警職員と相談。イラストをわかりやすくするため絵のタッチにこだわったとのことです。Iさんの作品は、高齢者が親しみやすいように、新聞の四コマ漫画の絵のタッチを参考にしました。一方、Mさんは、大学生向けに絵柄をシンプルにし、キャラクターの表情を可愛らしく描きました。
感謝状を贈られたIさんは、「漫画を通して特殊詐欺被害は身近なものだと知ってほしいです」。Mさんは「反響が多くて驚きました。役に立ててうれしいです」と話しました。漫画は、府警のホームページで公開され、地下鉄烏丸線の駅でも漫画を元にした動画が流れています。
<朝日新聞DIGITAL 2021年6月17日 11時04分配信>より
特殊詐欺や闇バイトなどの犯罪は、気を付けていても巻き込まれる危険性が高いものです。知識として知っていないと簡単に騙されます。しかし、文章で表現すると読んで理解をしなければなりません。この文字の情報をどのようにすれば広く市民に広げていけるのでしょうか?
という問題に、漫画という老若男女問わず親しみやすい媒体で広報するというのは、非常に良い思い付きです。しかも、漫画を描くのが得意な人で、防犯の知識がある人というのは非常に少ないと思います。警察と協力することで犯罪の特徴や気を付けなければならないことなど、伝えるべきことがはっきりわかります。このような情報が漫画になることで一般の方々にも、高齢の方々にもわかりやすく知ってもらえます。
知識をつけたうえでしっかりと対策をとることで犯罪被害から身を守ることができます。
もしも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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