2月8日午後9時ごろ、大阪市内の美容室に全身黒ずくめの不審な人物が現れました。
まず真っ先に向かったのは、レジがあるカウンター。金目のものがないか引き出しを次々と開け、物色を始めます。
その手元を見ると、何か持っているのがわかります。
持っていたのは、店のタブレット端末でした。
薄暗い店内で懐中電灯がわりに使っていたようです。
侵入から30秒。レジに目をつけたものの、中には現金は入っていません。
2度もレジを開けて確認ますが、やっぱりありません。
実はこれ、店が講じた泥棒対策だったのです。
この美容室では、空き巣にレジを壊されないよう、あらかじめ鍵を開けておく代わりに、現金を入れずに空っぽの状態にしていたのでした。
侵入者は、その場にタブレット端末を置くと何も盗むことなくトボトボと退散しました。
最後に一度立ち止まり、名残り惜しそうにレジカウンターを見つめていました。
見事侵入者を撃退した美容室のスタッフは、対策の効果についてこう話ます。
被害に遭った美容室の従業員:
まさかの事態に備えてやっている対策が、ほんまにまさかのことが起きたのでよかった。
(店の周辺で)ここの店以外で2件、同じような手口で窃盗被害が出ていると警察に言われた
対策により現金は盗まれなかったものの、店にはある損害が出ました。
侵入の直前の防犯カメラは、店の扉の前でゴソゴソと動く人影を捉えていました。
この時 犯人は、スイッチボックスにマイナスドライバーのようなものを突っ込んでシャッターを開け、その後 ガラス扉を割って店内に侵入したとみられています。
ガラス扉の修理代は約10万円でした。。。
被害に遭った美容室の従業員:
犯行時間が午後9時なんです。スタッフが午後8時半ごろまで店にいたらしくて、犯人はスタッフが出たのを監視していた可能性もあります。怖いですね
美容室は被害届を提出。
警察が逃げた犯人の行方を追っています。
被害に遭った美容室の従業員:
店に侵入してきて、すぐにレジに迷わず向かったのは、慣れているからレジの場所が大体分かっていたのか、一回来店されたことがあるのか、腹立ちますね。
<yahooニュース 2/17(水) 21:31配信より>
美容室に侵入し売上金を狙うという犯行ですが、冷静になって考えると現金を置くという事があるのか?飲食店にしても現金商売をしている店舗で閉店後にどれだけの現金を置いているのか?
また、最近はキャッシュレスが進み、カード決済やアプリでの決済が増えてきているので、ますます現金の取り扱いが少なくなってきています。それでもこのような空き巣の被害はなくなりません。現金以外の何かを持っていくのが狙いなら理解も出来ますが、今回の侵入者については何も取らずに退散しています。という事は当然、侵入者には器物破損と無断侵入罪の前科が付きます。お店側としては、現金盗難被害はないものの、ガラスの修繕費用として10万円の被害が出ています。誰も得をしていないという変な結果です。しいて言えば、ガラス屋さんの売り上げが上がったぐらいです。もちろん業者さんも、被害に遭われたお店からの修理依頼なので、「得した」なんてことは考えません。外から見える位置にレジが置いてあり、そしてレジが開いていて、しかも中身が入っていなかったらガラスが割られずに済んだのかもしれません。
勤給事態宣言が出されたときに、休業していた飲食店の店舗の空き巣被害が増えたことがありました。「緊急事態宣言につきしばらくの間休業します」という張り紙を見ての犯行だったそうです。
その際にはもう一言「現金、貴重品はおいておりませんので、悪しからずご了承ください」と添えておいた方が良いのかもしれません。もちろん「防犯システム設置」のステッカーもお店を守る手立ての秘湯であることは間違いないでしょう。
私どもセキュリティハウスは、防犯カメラだけでは犯罪は防ぐことが出来ないというのが持論です。犯罪者が犯行に及ぶことが困難な環境づくりを構築する事こそ真の防犯であります。
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