スタッフブログ

金庫破り　防犯対策

金庫破りってどんな手口？

「金庫破り」とは、夜　事業所、事務所などに侵入し、据付け金庫を破り、又は搬出して盗むもの」をいいます。

特殊な工具を使用して、「背面破り」をしたり、表の扉をこじ開けたりします。

持ち出して別の場所でゆっくり大型工具を使用して中のものを盗む手口もあります。

見張り役がストップウオッチを持ち、５分以内に犯行を終わらせ逃走・・・といった被害もあります。

「短時間・組織化・凶悪化」といった犯人像が見えてきます。

●固定金庫が早業止める！連続盗難で明暗（河北新報）
福島、宮城両県で７月、スーパーや家電販売店に忍び込み、売上金を金庫ごと盗み出す犯罪が相次いで
いる。どれも重さ数百キロの大型金庫を１０分以内で運び去るという早業。未遂に食い止めたケースも
あるが、「明暗」を分けたのは金庫の固定の有無だった。

●１１００万入り金庫、マンションから盗難-名古屋（読売新聞）
３０日午前１時頃、名古屋市内の飲食店経営者から、金庫が盗まれた、と１１０番があった。警察の調
べでは、マンション３階の自宅に仕事から戻ったところ、施錠してあった玄関ドアが開けられ、室内か
ら金庫がなくなっていた。金庫には売上金など現金約１１００万円と貴金属が入っていた。

●スーパーで３千万円入り大型金庫盗難-新潟小出（読売新聞）
２９日午前１時頃、新潟県小出町のスーパーの警報装置が作動、警官が１２分後に駆け付けたところ事
務所のドアが壊されており、売上金など約３０００万円の入った大型金庫-重さ３００㎏がなくなってい
た。周到な手口から、複数犯による計画的な犯行とみている。

参照・出典：金庫のガイドライン

●埼玉でもスーパーの金庫盗難２件、被害計９５０万円（読売新聞）
２９日午前２時頃、埼玉県新座市のスーパーで警報装置が作動し、警備会社からの通報で警察官が駆け
付けると、同店１階の窓ガラスが割られ、事務所内にあった売上金など現金約８００万円入りの大型金
庫が盗まれていた。
また、同日午前４時ごろ、越谷市のスーパーでも警報装置が作動。警官が駆け付けると、２階建て同店
舗の２階事務所の窓ガラスが割られ、事務所内にあった売上金など現金約１５０万円入りの金庫が盗ま
れていた。

● 久慈市漁協久喜支所の大型金庫が破られる（毎日新聞）
２４日午前８時ごろ、保管中の現金約３００万円が入った手提げ金庫がなくなっているのを、出勤した職員が発見し、久慈署に被害届を出した。同署は窃盗容疑で捜査を始めた。
同署によると、金庫は１階事務室に置かれていた。高さ約１・６メートルで、厚さ１０センチ以上の扉が電動工具のようなもので切断されていた。
支所の職員が帰宅した２３日午後６時ごろ以降、和室の窓から鍵近くのガラスを切り取って侵入したらしい。複数犯とみて捜査を進めている。

●スーパーの金庫から６２０万円盗まれる。約５分間で金庫の扉をこじ開け（京都新聞）
午前５時、滋賀県内のスーパーで警報機が作動し警備会社から警察に１１０番通報が入った。警察官が約５分後に駆けつけると、物品搬入用シャッターがこじ開けられ、事務室の据置き金庫から売上金約６
２０万円がなくなっていた。
こじ開けられた金庫は重さ約５０キロで、ボルトで床に固定されていたが、扉がバールのような物でこじ開けられていた。

参照・出典：金庫のガイドライン

企業向けの「金庫破り」を防ぐ防犯対策

★　金庫を過信しない。

金庫破りを防ぐ対策として、まず大切なのが、金庫を過信しないことです。

「金庫は頑丈だから金庫に入れておけば安心」「金庫は重いから運び出せない」といった先入観を捨てることが重要です。

年々「防犯金庫」という名の金庫が売られていますが、犯罪者もどんどん進化しています。

あくまで、重要な書類を火災から守る、と考え、プラスαの防犯対策を行いましょう。

★定期的に金庫の鍵の保管場所を変更したり、パスワードを変更することも必要です。

特に、従業員が退社した場合には実施しましよう。

★　金庫は大きくても持ち去られている。アンカーボルトでの固定を！

アンカーボルトなどでしっかりと固定する、簡単に持ち出せない場所に置くなどの対策を取りましょう。

夜間の侵入を防ぐ自主機械警備システムがお勧め

防犯の基本である「守りたい対象物に犯罪者を近づけない」ことが大切です。

そのためには、

★　外周警備システムで敷地の中に侵入させない。

★　建物の扉や窓をこじ開けられても大音量の「音と光」で威嚇撃退する。

といった自主機械警備システムがお勧めです。

「見せる防犯」で犯罪者の心理に働きかけ、狙わせない！！

見せる防犯

下見をする犯罪者に対して「ここはすごい防犯対策をしているので、やめよう」と感じさせる
「抑止効果（予防）があります。

金庫の持ち去りを検知　金庫センサー

それでも室内に侵入された時には、金庫の持ち去りを検知する「金庫センサー」。

金庫を持ち上げると検知し、音と光で威嚇撃退します。

自主機械警備システムは、事務所や工場の建物、周囲の環境、守りたいもの、会社の勤務形態などに応じて、最適なシステムを防犯設備士・総合防犯設備士がシステム設計します。

オーダーメイドシステムのため、シンプルプラン、品格的プランなどをご提案させていただきます。

よりリスクのある企業・業種にお勧め

★　霧で犯罪者の視界を遮る「フォグガード」

一般的な金庫はあくまで耐火金庫であることを踏まえ、侵入させない・犯罪を行わせない対策を提案。施設へ侵入させないよう扉を強化、防犯ベル・サイレン・セキュリティキーパーの導入、霧を噴射して窃盗犯の視界を遮るフォグガードなどを導入するなど、複数の対策を組み合わせて金庫破りをあきらめさせるよう仕向けます。