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竹中エンジニアリング㈱発明大賞特別賞受賞 2002.2.
発明大賞池田特別賞
△人体検知装置=竹中エンジニアリング(社長 岡崎 友亮氏)
センサーに2組の光学系ユニットを内蔵、それぞれにツイン型素子を組み込んだパッシブセンサー。ネズミなどの小動物を誤って侵入者と検出することが大幅に少なくなり、識別性能を大きく向上させた。セキュリティーシステムの信頼性を高め、システムの維持コストを低減できる。
温血動物は波長」9マイネークロトル程度の赤外線を出しており、これを検知して侵入者を判別している。従来のセンサーは上段と下段の検知ゾーンの間隔が固定され、検知角度が一定の2段型。検知限界距離付近とセンサーの直下ではセンサーから見た見かけの大きさが異なるため、小動物と人間の判別が困難だった。
これに対し、近距離を警戒する時の上段と下段の検知ゾーンの間隔が、遠距離警戒時より広くなるような自動調整機構を設けて問題を解決した。物体の大きさを識別する能力が向上し、小動物の誤検出が大幅に少なくなった。判別する小動物の大きさも決められる。