京都府長岡京市内のマンション2軒で12日、計5部屋に相次いで空き巣が入り、パソコンやパスポートなどが盗まれたことが14日、分かった。向日町署は同一犯による連続窃盗事件とみて調べている。同署によると、被害に遭ったのは同市天神1丁目と開田2丁目のマンションで、12日午前9時から午後4時までの間に1階から3階の五部屋に何者かが侵入し、ノート型パソコンや液晶テレビ、ネックレスなどの貴金属が盗まれた。
侵入に際しては、サムターン回しなどの手口で玄関の鍵を開けたり、窓ガラスを焼き切るなどしており、他の2部屋にも侵入しようとした形跡があったという。
(京都新聞 10月14日より引用)
「現金を置いていないから、盗まれるものはない」「オートロックがついているから安心」・・・そんな風に思っていませんか?
昔の泥棒は現金を盗んで、家電などは見向きもしませんでした。しかし、今は違います。
中古のノートパソコンや液晶テレビなどいくらでも中古で販売するルートがあります。
マンションの場合、近隣の方とのコミュニティも希薄で、昼間は共稼ぎなどで無人になることも多いため侵入者にとっては、少々音を立てても安心、顔を見られても住民との区別がつかない、ベランダを伝って移動が簡単・・と犯行しやすい環境が整っています。
オートロックが入っているからと過信していると空き巣の思うつぼです。
オートロックでも、他の入居者と一緒に入る、隣の建物から飛び移る、屋上から下りる、といった様々な手口でマンション内へ侵入を試みます。
一度侵入してしまうと、マンションの場合、「隣の住民の顔を知らない」「少々音を立てても怪しまれない」「昼間無人であることが多い」「上階にいけばベランダの窓も施錠していないことが多い」・・・といった「防犯意識が低い」侵入しやすい環境であるのです。
早急に対策をマンション全体として考えましょう。