地球温暖化の影響か、日本に上陸する台風が大型化しており、上陸する期間も長くなっています。
今回の台風19号も今世紀最大級と言われています。
多くのサイトやSNSで台風対策を報じています。
今回は「窓ガラス」について、防犯・防災の面で述べたいと思います。
窓ガラスの補強が防犯・防災対策の要です。
台風被害で多いのが、一戸建て住宅の場合、TVアンテナ(4割)、瓦が飛ぶなど屋根・雨漏り(3割)、窓ガラス(2割)です。集合住宅(マンション・アパート)の場合には、約8割が窓ガラスが割れる被害です。
飛来したスレート材がマンション8階で窓ガラスを直撃し住民の方が亡くなった被害も出ています。
窓ガラスの強化方法として下記があります。
●雨戸・シャッターを閉める。
●飛びそうなものを家の中に取り込む。(傘・ゴミ箱・植木鉢・自転車・箒・ガーデニング用機材・植木鉢等)
●洗濯物物干しざおを下に下す。
●網戸を確認し、雨戸やシャッターがない場合には外して家の中に取り込んでおく。
●瓦の点検を行い、早めに修繕をしておく・補強をする。
●防犯フィルムや飛散防止フィルムを貼る。
●窓ガラスの縦。横・斜めに養生テープ・セロテープを貼る。
●カーテンを閉める。できれば二重カーテン。
●大き目の段ボール箱空箱がある場合には室内に補強の意味で窓枠に養生テープで貼る。
●外に面した窓のすぐそばの台に乗っているTV等がある場合には特に注意する。ガラスの花瓶などは下に下す等対策をする。
●襖を占めて窓の側から離れる。
侵入窃盗(泥棒)など防犯面から窓ガラスの強化を検討します。
窓からの侵入は、一途建て住宅の場合、侵入口は窓からの侵入が57.6%と最も多く、ガラス破りの手口も38.2%とあります。
マンションの3階以上も窓からの侵入が56.9%、ガラス破り32.6%となっています。
台風対策と同様に、窓ガラスの強化は侵入窃盗対策として非常に有効です。
●夜間、不在時には雨戸、シャッターを閉める。
●防犯フィルムを貼る。
●防犯強化ガラスなどに変更する。
●窓に近づくと自動的に光を付ける人感ライトを設置する。
●窓に近づくと検知する赤外線センサー、窓をこじ開けると検知するマグネットスイッチを設置し、異常発生時にはその場で大音量の音、フラッシュライト等で威嚇撃退する。
網入りガラスは飛び散るのを防ぐ効果はありますが、防犯効果はありません。
クレセント錠の防犯効果はないといっても過言ではありません。
窓には補助錠前を追加することが大切です。