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窓ガラスを割り続けて140カ所…。工事現場を狙う泥棒
関東の方で、工事現場ばかり狙う泥棒が捕まりました。140以上の被害があったそうです。こちらの事件を振り返ってみましょう。
埼玉県内を含む4県の工事現場などから建設工具などを盗んだとして、県警捜査3課と川越署、加須署の合同捜査班は4日、建造物侵入と窃盗の疑いで、茨城県古河市長左エ門新田、自営業の男(40)と同市諸川、自営業の男(33)=いずれも窃盗罪などで公判中=をさいたま地検川越支部に追送検し、捜査を終結した。同課などではこれまでに工具窃盗など145件(被害総額約5419万円相当)を確認、いずれも立件した。追送検容疑は2021年4月ころから今年6月上旬ごろまでの間、県東部や栃木県、茨城県、千葉県内の工事現場など140カ所から建設工具など2227点(計5308万円相当)を盗んだ疑い。いずれも容疑を認めており「金に困って泥棒した」などと供述しているという。
同課によると、今年1月ごろから久喜市などの県東部などの建設工事現場の事務所や倉庫から現金や小型建設機械、工具などが盗まれる事件が散発。現場周辺の防犯カメラなどから2人の関与を特定した。2人はいずれも土木関係の仕事仲間。夜間の人けのない工事現場の出入り口や窓ガラスを破って侵入していた。窃取した工具などは県内の買取業者で売却。生活費や遊興費に充てていた。
窓ガラスを割り続けて140カ所…自営業の泥棒2人、工具など2千点以上を盗む 買取業者に売り続けた2人は仕事仲間 捜査を終結、被害は5千万円超に相当 2023/10/06/07:40(埼玉新聞)
工事現場は施工の開始から完了までの限られた時間しか滞在しないので、防犯の意識が低くなりやすい場所でもあります。現場も工事をしない時間帯は「不在である」とわかりやすいです。工具などはテナントに置いて帰るなどしがちです。職人に方は道具も良いものを揃えられることが多く、高額なものをご使用になることが多いです。今回のような工事現場ばかり狙う泥棒には、ノウハウが蓄積されており結果として140以上の現場が被害にあったと考えられます。
また施工の開始から完了までの限られた時間しか滞在しないことから、防犯にコストをかけにくいということもあります。
現在はワイヤレスの防犯機器も多数ありますので、現場ごとに持ちまわることも可能です。そういった防犯機器も取り扱いしておりますので、ご検討の際はお声掛け下さい。