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安倍晋三元首相が選挙応援演説中に銃で撃たれ死亡
「日本で、まさかこんな事件が発生するとは・・・」
ここ数年こんな感想を感じることが多くなりました。
早くは酒鬼薔薇聖斗と名乗った当時14歳の少年による児童連続殺傷事件。
そして池田小学校の児童殺傷事件。
最近は京都アニメーション放火殺傷事件、大阪北新地クリニック放火殺傷事件なども記憶に新しいです。
そのたびに「まさか、日本で・・・」と感じます。
そして、今日、奈良で起きた安倍晋三元首相を元自衛官が自分で作った銃で銃撃し、亡くなった事件です。
関西テレビ速報をまとめると、下記のとおりです。
安倍晋三元首相(67)が奈良市で街頭演説中、男に銃撃された事件で、病院に搬送された安倍元首相の死亡が確認されました。 警察によると、8日午前11時半ごろ、奈良市内で街頭演説をしていた安倍元首相が銃撃され、容疑者(41)が殺人未遂の現行犯で逮捕されました。
安倍元首相は、ヘリコプターで救急搬送されていましたが、午後5時過ぎ、病院で死亡が確認されました。
安倍元首相の治療にあたった奈良県立医大病院では、午後6時すぎから会見を開き、「安倍元首相は午後0時20分に心肺停止の状態で搬送され、救命センターにて懸命の蘇生措置を行ったが、残念ながら、午後5時3分に亡くなった」と発表しました。 病院によると、頸部に2カ所の銃創があり、弾丸によるものとみられる傷は心臓にまで達していて、心臓及び大血管の損傷があったということです。 死因は失血死でした。
急遽予定が変わって決まった奈良での選挙応援演説中に、なぜ犯人に襲われたのか?
なぜ3m近くまで接近した犯人をSPや警備の人間が見逃がしたのか?
なぜ2発目を防止できなかったのか?
何が目的であったのか?
謎だらけです。
日本では銃による殺傷事件の多くが暴力団同士による抗争、というイメージがあります。
アメリカなどでは大統領暗殺というのは何度も起きており、日常の中でリスクとして対策されていますが、
日本ではこれまでに15年前の2007年、長崎市でも当時の伊藤 一長 長崎市長が選挙期間中に暴力団幹部に拳銃で撃たれ死亡する事件がありましたが、ほとんどなく、そうした危険があることが忘れられていたか、意識が薄かったのかもしれません。
また、突然の予定変更で、奈良県警察本部などでも十分な対策が検討されていなかったのかもしれません。
しかしながら、残念ながら事件は発生して、日本の政治家で最も海外にも名前が浸透していた安倍元首相が命を失いました。
安全・安心と思われてきた日本。
少しずつそうではない方向に進んでいるように感じます。
心よりご冥福をお祈りするとともに、こうしたテロ行為、暴力行為を許してはならないと思います。