台風、豪雨。今年も異常気象が日本列島を襲っています。
全国各地で被害に遭われて亡くなった方、行方不明の方のニュースを聞く度に心が痛みます。
今も大型台風が二つも日本海にあり、今後の進路が非常に心配です。
こうした自然災害のニュースを聞く度に、人的な判断ミスや長年の懸念を放置していることも被害を大きくしている原因であると感じます。
例えば、
●避難勧告のタイミングは問題なかったか?
●避難時の高齢者への配慮はなされていたか?
●地震の後の津波に関して、避難場所が適切であったか?
●地震の後の児童の誘導に関して問題なかったか?
●集中豪雨であふれた河川は対策が取られていたのか?
●集中豪雨で土砂災害が起きた山は日頃から植林や下草の手入れなどが十分であったのか?
といったことです。
昨年の8月に宇治市で集中豪雨で多くの家屋や車が水につかり被害に遭いました。あふれた河川は川幅数メートルの非常に小さな川でしたが、以前から豪雨の時にあふれるのではないかとの不安があり、自治体への陳情などがなされていたにも関わらず対策がされていなかった、ということがあります。
地元の人間からは「やっぱり」という声が聞こえてきました。
地球温暖化が原因と言われる異常気象ですが、災害が大きくなるかどうかは
人的なミスやこうした対策の遅れが背景にあるのではないかと感じます。
多くの道路を塗装してしまい、排水溝にあふれ出る水。
地下街に流れ入る水。
都市で万が一集中豪雨になった場合どんな大きな被害になるのか?
津波も同じだと思います。
自然災害はいつどこで起こるかもしれません。
しかし、自然災害の被害を拡大しているのは案外人間自身ではないか、というように感じます。
「安全は予防こそが重要」
それがセキュリティハウスのコンセプトですが、自然災害に対しても何か「予防」をできないか?
一人一人が考えてみる必要があるのではないでしょうか?