放火の動機としては、怨恨によるものが最も多く、次いで不満・ストレス発散によるものとなっております。正常な判断ができるのであれば、すべてが燃え尽きるということに躊躇を覚えるのですが、理性を超えて、犯行に及んでしまいます。
怨恨と一口に言っても、様々な関係性があると思います。ニュースでも、納得できるような事例はあまり見られません。ほとんど逆恨みによるものような気がします。
放火はあらゆる犯罪の中でも、最も凶悪かつ卑劣なものです。人の命も含め、すべて焼失してしまいます。
大阪の北新地で起こったクリニックへの放火は、自らの命もなげうっての事件でした。
この事件は特殊な例ですが、ほとんどの放火は、人に見つかってしまうとやめてしまいます。
したがって、できるだけ早く周囲に知らせ、火をつけようとしたときに、その行為自体を見られている、ということを犯人に認識させることが一番の対策となります。
火災センサーや煙センサーで感知してからでは遅いのです。