近年では痴漢・盗撮・ストーカー・性犯罪(強姦など)・強盗・空き巣・ひったくりといった
一人暮らしの女性をターゲットにした犯罪が急増しています。
しかも、その手口は年々巧妙化するばかり。 自分が被害者になることがないように、
常日頃から防犯対策をしっかりおこなうように心がけましょう。
女性が被害者になった犯罪の多くのケースでは、
犯人が被害者女性の部屋へ侵入して犯行がおこなわれています。
侵入手段としては、ガラス割り、施錠を開けるなどがあげられます。
しかし、驚くことに、鍵がかかっていない
無施錠状態だったために犯人が侵入したケースも多いのです。
マンションなどの高層階に住んでいると、
ついつい「窓からは誰も侵入してこないだろう」と思いこみ、
施錠がおろそかになってしまいがち。
しかし、実際には窓から犯人が侵入してくるケースも多々あります。
決して油断はしないでください。
・鍵はできるだけ頑丈なものを設置する(1ドア2ロックが基本)
・出かけるときは、ドア、窓の鍵を全てかけるようにする
・帰宅後は、ドアの鍵を即閉める
・ベランダに犯人が潜んでいることがあるので、窓を開けるときには外を十分確認してから開けるようにする
・夜、窓を開けたままで寝ない
ドアや窓の施錠をきちんとしているからといって
100%安全だというわけではありません。
部屋の鍵を開けるという行為は、
「今部屋の中には誰もいませんよ」と周囲に知らせていることであり、
それは犯人に対して、「今なら犯行しても大丈夫ですよ」
というサインを送っているのと同じことなのです。
最近では、部屋を出入りするその瞬間を
狙っておこなわれる犯行も後を絶ちません。
よく耳にする犯行のひとつに、
下記のようなものがあります。
ターゲットの女性をマンションの出入り口で待ち伏せし、
一緒にエレベーターに乗る。
ターゲットの女性が住んでいる階ではなく、ひとつ下の階で降りる。
犯人は、駆け足で階段をあがる。
ターゲットの女性がドアの扉を開けた途端、
後ろから襲いかかり犯行におよぶ。
こういった犯行を未然に防ぐためにも、
日ごろからできることを考えてみましょう。
・誰かが物陰に潜んでいるかもしれないので、周囲を十分に確認してからドアの鍵を開ける
・演技でも構わないので、家の中に家族がいるかもしれないということを
・アピールしながら家の中に入る(「ただいま」といってから入る。
あるいは、チャイムを鳴らしてから入るなど)
・緊急時に助けを求めることができるよう、普段から近所の人と仲良くしておく
犯人が宅急便配達員、メーターの調査員、水道修理員など専門業者を装って訪問してくることがあります。
「荷物を預かってほしい」、「メーターの点検をしたい」、「水道の修理をします」など
さまざまな口実をつけて室内に侵入し、強盗、暴行といった犯行をおかします。
訪問者への対応は、慎重かつ冷静におこないましょう。
訪問者の身なりや言葉を信じて、安易にドアを開けないこと
(水漏れの点検や、室内の検査などについては、マンションのオーナー、あるいは管理人に相談をしましょう)
男性の名前を併記するなどして、女性一人の住まいではないということをアピールするのも有効な手段です。