子どもが被害者になっている事件は年々増加してきているため、
保護者や学校関係者だけではなく、
地域住民みんなで子どもたちを犯罪から守る運動を
おこなう地域も多くなってきました。
こらからの未来を担う子供たちを犯罪から守るためには、
子どもが親に「今日こんなことをされた」など
被害を素直に打ち明けることができるだけの信頼関係が必要である他、
午後2時~午後6時までの間が
「犯罪が起きやすい時間帯である」ということを
地域住民が理解して、常日頃から注意する地域社会の形成が大切です。
「自分の身は自分で守る」
一人ひとりが意識するだけで、守ることができる人と
心が増えていきます。
基本中の基本として定着しているかのように思われがちです。
確かに「○○を買ってあげるから、一緒に遊ぼう」と言われても、
ついていったらいけないと教育されている保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、「○○駅までどのようにして行っていいのか分からないから、道案内をしてくれない?」
など、親切心に呼びかけてくるケースも多いので、とにかく知らない人の場合は、
どんなことを言われても決してついていかないようにする訓練が日ごろから必要です。
誰と、どこで、何をするのか、また何時に帰ってくるのかを
きちんと親に言ってから出かける癖を日ごろからつけておくようにしましょう。
そうすることで、約束の時間が過ぎた場合に、子どもを探す場所の検討をつけることができるようになります。
誰かに連れていかれそうになったりした場合、大声で「たすけてー!」と助けを呼ぶことは、
子どもだけでなく大人にとっても大切なことです。
しかし実際には、いざというときに大声を出すことができないという人がほとんどです。
必要なときにきちんと大きな声を出すことができるように、常日頃から大声を出す練習をしておきましょう。
できるだけ保護者の目が行き届く場所で遊ぶ、もしくは複数で遊ぶようにしましょう。
複数人で遊んでいると、何か危険があったときに大人に知らせることができます。
訪問客の対応、自転車置き場・階段・踊り場・屋上にいるとき、
その他マンションに住んでいる場合であれば、エレベーターを利用するときには特に注意が必要です。
見ず知らずの犯人に押し倒される、連れ去られるなどといった事件が後をたちません。
自分の周囲は安全か、不審な人がいないかなど「常に注意する意識」を子どもに持たせるようにしましょう。
地域ボランティアによって
「子ども110番の家」活動がおこなわれています。
危険なことに遭遇したとき、
安心して逃げ込むことができる場所です。
こういった場所を日ごろから子どもに教えておきましょう。