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抑止と撃退「リアル」好評 中外日報2023.2.15
センサー技術を活用して各種機器・システムを製造する竹中センサーグループは1月27、28日、神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)で「総合見本市」を催した。3年ぶりに開かれ、セキュリティ・情報機器メーカーの竹中エンジニアリング(京都市山科区)や日本最大級のセキュリティ企業のネットワークを運営するセキュリティハウス・センター(同区)などグループ企業8社が出品・参加した。
同センターのネットワークには北海道から沖縄まで138のセキュリティ専門企業が加盟している。加盟各社は竹中エンジニアリング製の機器を使って官公庁・企業や寺社の防犯システムを構築し、地域の安全・安心に貢献している。
展示会場でセキュリティ機器は「防犯カメラ」「入退室管理システム」「ワイヤレス・炎センサ・人感ライト」などとカテゴライズして陳列。来場者はメーカー担当者の説明やデモンストレーションなどを通じ、機器の性能や有用性について認識を深めた。
同センターが寺社向けに推奨するのが自主機械警備システム。コンセプトは、防犯システムの存在を示して下見段階で犯罪行為を思いとどまらせる「抑止」と、不審者の侵入を検知すると音声や光で追い出す「撃退」にある。広い境内を一元監視、または管理し、常時人がいない場所での防犯対策に向いているという。
同センターの福智弘喜社長は「展示会は直接見聞きし、製品に触れることができて『リアル』と好評だった。最近、凶悪な強盗事件が相次いで発生している。犯罪の発生を未然に防ぐ抑止に重きを置いた自主機械警備システムを推進し、犯罪撲滅に努めたい」と話した。
(写真説明)
3年ぶりに開かれ、情報交換や商談でにぎわう総合見本市