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境内に「警戒中」示す 中外日報2020.5.29
香川県さぬき市の真言宗大覚寺派別格本山宝蔵院極楽寺は、天平年間に行基によって開基され、後に弘法大師が真言宗の秘密灌頂の道場として再興した。平安期に淳和天皇が勅願所とし、醍醐天皇は東讃四郡の談議所とした。国の重要文化財に指定される絹本着色両界曼荼羅図や木造薬師如来立像を所蔵し、さぬき三十三観音霊場の第八番札所としても広く信仰を集めている。
同寺は今年4月に盗難や駐車場でのいたずらを防ぐため、防犯システムを導入した。防犯カメラや扉の開閉を検知するセンサーと共に、異常を検知すると光・音で侵入者を威嚇・撃退させる「自主機械警備システム」を構築する防犯機器を設置した。
警戒中であることを境内の外にも示す「セキュリティキーパー」を設置することで「見せる防犯」を実践し、侵入されない態勢を整えている。
同寺からは「防犯カメラの映像は高画質で鮮明」と高評価で、カメラを複数設置したことにより監視範囲が広がり、安心感が増したという。また防犯機器に関しては配線不要の施工により境内の美観を損ねなかったことや防犯機器を必要に応じて追加して設置できるシステムの「拡張性」もあって満足度が高いとの声が聞かれた。
施工会社・セキュリティハウス香川(高松市)の白井将典氏によると「広い境内を守る防犯体制の構築や警備会社との警備方法の違いを丁寧に説明した」採用に至る経緯を振り返った。
同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門の販売ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)
「セキュリティキーパー」で警戒中を示す極楽寺