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コスト抑え 画質鮮明に 中外日報2020.7.31
京都府の市としては最南端に位置する木津川市。交通アクセスの良さなどから、大阪市・京都市・奈良市のベッドタウンとなっている。
同市中心部に位置する浄土宗正覚寺は安土桃山時代、暁譽上人が創建したと伝わる。付近には市名の由来ともなり、幾度か大洪水をもたらした淀川水系の木津川が流れる。
同寺境内には、1712(正徳2)年に発生した大洪水の犠牲者を供養する阿弥陀如来の石仏が祀っている。発生から数年して建立され、大洪水の記憶を今日に伝える。
同寺は昨年11月に、これまで設置していた防犯カメラを、アナログ形式から鮮明なハイビジョン画質の「AHDカメラ」に切り替え、カメラ数を増やした。既存の配線をそのまま利用できるAHDカメラの設置により、コストを抑えながら監視体制を強化。「きれいな画像になって確認しやすくなった」と高く評価している。
施工したのはセキュリティハウス・セブネット(宮崎裕樹社長、神戸市灘区)で、切り替えの提案は、同寺の建造物が京都府暫定登録文化財の指定されたタイミングで行われたという。
担当の山畑輝芳取締役営業部長は「今後もきめ細やかな対応で防犯体制をサポートしたい」と話している。
同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門の販売ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」‖電話075(584)6600‖まで。
(写真説明)
防犯カメラを切り替え監視体制を強化した正覚寺