学校・幼稚園では、校門が開放されていることが多く
日中であっても誰でも入れるようになっています。
校舎には窓がたくさんあり、
1箇所でも無施錠のところがあると
そこから校舎内に侵入することができてしまうのです。
過去の実例では、教員とすれ違っても
声をかけられないことが多く、
工事作業員などになりすまして侵入をすれば、
声をかけられたとしても「工事をする学校を間違えた」と
言い逃れができる、と供述をしていた犯人もおり、
防犯センサーや監視カメラを導入しているのに
解除したままだったという報告もあるのです。
学校、園内での犯罪は、備品を盗むなどの盗難目的から
児童生徒、教員を傷つける、殺すために侵入したという凶悪な犯行まで様々なケースが考えられます。
例えば、壁や窓ガラスへの落書き、器物破損などの迷惑行為や
理科室、保健室の薬品を盗まれてしまうと、犯罪に使われてしまう可能性もあります。
もし、殺人目的で侵入されてしまったら、被害を受けた児童たちには、もし身体的な被害がなくとも
精神的に大きなショックを受けることになります。
過去にも、児童や教員が何人も殺害される悲惨な事件が多数起こっています。
過去に被害に遭った学校の教員からは、「まさか入ってくるとは思わなかった」
「慌ててしまって警察への通報が遅れた」「防犯機器の使い方がわからなかった」という報告があります。
被害を防ぐためには、敷地内に不審者を入れさせない対策と、
侵入された場合は、どのようにして対処をするかをしっかり確認しておくことが非常に重要です。