不審者の侵入は、最悪の場合子どもたちの命に関わる
大きな事件へと発展してしまい、
心にも大きな傷をつけてしまうことになってしまいます。
学校や幼稚園では起こりうるかもしれない事件を
あらかじめ想定したうえで、安全対策をとっておく必要があります。
学校自体が防犯を意識した環境を提供し、
学校関係者だけでなく、父兄、地域住民、
そして生徒一人ひとりが協力し、 コミュニケーションを取り、
万が一の大惨事が起きることがないよう
防犯意識を高めていくことで、犯罪を抑止することができるはずです。
●職員は定期的に校内を巡回するようにしましょう。
●休み時間には校庭に出るなどして、必ず子どもたちの様子を把握しておきましょう。
●登下校時間以外、正門は基本的に施錠し、来校者があった場合には、
インターホンや監視カメラなどできちんと確認してから鍵を開けるようにしましょう。
●子どもたちが登下校するときには、必ず先生が校門に立ち生徒を笑顔で迎える(見送る)ようにしましょう。
●危機管理体制をつくっておきましょう。
その際、全職員が決して他人事と思うことなく、当事者意識をもって取りくむことが大切です。
●安全マニュアルを作成しましょう。マニュアルを作成して終了するのではなく、
実際に訓練をおこなう必要があります。
また、防犯機器・セキュリティシステム・緊急通報システムなどを実際に使う練習もしておきましょう。
●緊急な出来事が発生したとき、スムーズに連絡が回るよう、
緊急時における校内連絡方法を徹底し、訓練しておきましょう。
●来校者があった場合には、必ず目を合わせて声をかけるようにしましょう。
●授業と休み時間の区別がきちんとできた学級づくりをめざしましょう。
●危険が迫ったときに、その危険を回避するための知識、
判断力を子どもたちに持たせることが大切です。
万が一異常事態がおきたとき、子どもたちがきちんと避難経路を利用できるように
通学路における「安全マップ」などを作成しておくのもよいでしょう。
●「人を傷つけてはいけない」という相手の身体と命を思いやる心と
「ルールは守らないといけない」という規範を守ることを
きちんと子どもたちに教えこむようにしましょう。