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参拝者のけがや事故防止にも効果中外日報2015.2.20 セキュリティハウスみやこ
「三井寺」の通称で親しまれる、滋賀県大津市の天台寺門宗総本山園城寺。昨年は宗祖・円珍(智証大師)の生誕1200年という大きな節目を迎え、秘仏・如意輪観音のご開扉や写真展など一連の慶讃大法会が盛大に営まれた。
同寺では、宗祖生誕1200年記念事業として、多数の文化財を保管・展観する「文化財収蔵庫」を新設、あわせて事務所棟を新築した。これを機に防犯体制の充実にも取り組んでおり、より安心して参拝できる環境づくりを進めている。
今回の防犯体制強化に当たっては、防犯カメラを初めて導入。35万坪という広大な寺域の主要堂舎に設置することで、普段はなかなか目の行き届かない場所もカバーできるようにした。カメラの設置後は、それまでたびたび発生していた賽銭泥棒が減ったという。
福家俊彦執事長は、「盗難を防ぐだけでなく、お参りされる方の事故やけがを防止するためにも効果を発揮している。今後も機器の更新を含めて充実を図り、境内の安全管理に役立てていきたい」と話している。
同寺の防犯システムは、京都市山科区のセキュリティハウスみやこ(友田彰夫社長∥総合防犯設備士)が手掛けた。設計・施工に際しては、広い境内を効果的に警備するため、優先事項について同寺と入念に打ち合わせを重ねた。同社は、㈱セキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワーク130社の一社。
問い合わせは、㈱セキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
*ルビ
福家(ふ・け)