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2009.05.23 中外日報 『寺社の防犯再点検 安全な境内環境を見つめて(3)』セキュリティハウス京都北
炎センサーで火災に備え
中外日報(平成21年5月23日)「寺社の防犯再点検 (3)」(弊社提供連載)
手文化財防御は喫緊の課題
セキュリティハウス京都北が防犯システムを納めた京丹後市の如意寺今年一月に京都・建仁寺の十一面観音菩薩増が盗難に遭った事件は、犯人逮捕と仏像の帰山で解決をみたが、四月にも滋賀県草津市の二ヵ寺で十体以上の仏像盗難が明らかになるなど、その後も仏像の盗難事件は後を絶たない。仏像に限らず、寺社の文化財をいかにして守るべきか――。全国の寺社にとって喫緊の課題といえるだろう。
こうした中、防犯態勢の強化を図るため、防犯システムを導入する寺社も増えている。
「関西花の寺二十五ヵ所霊場」第七番札所で京都府京丹後市の高野山真言宗如意寺では、防犯ブザーやセンサーを積極的に取り入れ、境内の安全確保に万全を期す。
同寺は、防火対策として炎センサーを設置している。このセンサーは、十メートル先にある七センチの炎も検知できるという優れもの。線香やろうそくは火災につながる懸念もあることから、諸堂宇や諸尊像を守るためにも設置を決めた。
同寺は、天平時代に行基菩薩が開創したと伝わる京都府北部の古拙。門前に久美浜湾が広がる風光明美な地にあり、春のミツバツツジなど五百種もの草花が四季を通して咲き競うことから”花と花説法のお寺”として親しまれている。
拝観時間は警報音が鳴らないようにするなど参拝者にも配慮しており、季節の花を愛でるたくさんの人たちに心地よいひとときを提供している。
同寺の防犯システムを設計施工したのは、同市弥栄町のセキュリティハウス京都北(冨田電気通信)。(株)セキュリティハウス・センターの全国ネットワークには平成八年に加入し、京都府北部を拠点に営業展開する。社長は総合防犯設備士の冨田耕二氏。
セキュリティハウスのネットワークには現在、百二十五社が加盟。これまで全国の約千百ヵ寺に防犯機器や防犯システムを納入している。