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2009.04.23 中外日報 『寺社の防犯再点検 安全な境内環境を見つめて(2)』セキュリティハウス北東京
防犯カメラに死角なし
中外日報(平成21年4月23日)「寺社の防犯再点検 (2)」(弊社提供連載)
“招かれざる客”早期発見
「猫地蔵」で信仰を集める新宿区の自性院招き猫の発祥については諸説あるが、東京都新宿区の真言宗豊山派自性院も発祥地とされる寺社の一つ。毎年二月の節分会では、秘仏の「猫地蔵尊」がこの日に限り開帳され、境内はとりわけ多くの参拝者でにぎわう。
古くから招き猫で親しまれている自性院だが、過去には招かれざる客も来た。賽銭泥棒などの不心得者で、窃盗や器物の損壊、不審火の被害を受けたことも。幸い大事には至らなかったものの、その後はセキュリティー機器を導入することで、万全の防犯体制を整えている。
導入した当初のシステムは、赤外線センサーによる外周警備が中心。数台のセンサーを境内の外周にくまなく設置し、不審者の侵入を阻止する仕組みだ。
現在は、最新の防犯機器も積極的に取り入れ、より堅固な防犯システムを敷く。赤外線センサーは十台以上と大幅に増やし、境内の外周はもちろんお堂の開口部まで、抜かりなく張り巡らせている。
また、併せて複数台の防犯カメラも導入した。カメラのレンズを上下左右に操作できる、いわゆる「パン・チルト」タイプ。敷地内をほぼ死角なく見渡せるという優れもので、実際、賽銭箱から現金を取り出す“決定的瞬間”をとらえることにも成功している。
厳重な防犯態勢を取るのも、寺という信仰の道場と参拝者をもしもの事態から守るため。
“招かれざる客”はいつどこからやって来るのか分からず、不審者の早期発見と撃退を可能にする外周センサーや防犯カメラは、犯罪被害を水際で食い止める上で数少ない有効な手段となっている。
自性院に防犯システムを納入したのは、東京都豊島区池袋のセキュリティハウス北東京(照井康平社長)。昭和四十九年の創業以来、防犯機器を専門に扱う一方、自性院はじめ神社仏閣のセキュリティーシステムも数多く手掛けている。自性院のシステム設計は、柳澤篤行課長が担当した。