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08.04.11 中外日報 『防犯最前線~寺社を守る全国ネット~(10)』

体感治安の悪化に抗して

中外日報(平成20年4月10日)「防犯最前線 (10)」(弊社提供連載)

積極果敢な守りの姿勢追求

防犯専門店の全国ネットワークを展開する(株)セキュリティハウス・センター。最終回の今回は、昨年九月一日付7面掲載の連載第四回に続いて、近畿・北陸地方の加盟企業を紹介する。

全国百十九社のうち、近畿・北陸地方でネットワークに加盟するのは、現在二十五社。兵庫県の九社を筆頭に、大阪府六社、京都府・奈良県・福井県各二社、石川県・滋賀県・富山県・和歌山県各一社という内訳だ。いずれも〝地域の防犯アドバイザー〟として、竹中エンジニアリング社製の各種防犯機器を専門に取り扱う。

福井市の(株)セキュリティハウス福井(林茂博社長)もその中の一社で、創業は昭和五十七年。セキュリティハウスのネットワークには昭和六十年に加盟した。総合防犯設備士の資格を持つ林社長は、防犯システムの設計や提案、アドバイスに取り組む一方、福井県防犯設備協会の副理事長として、防犯意識の高揚を目指した活動にも努める。

また同社では、林社長の長男、泰嗣氏が営業部門を担当。泰嗣氏は同じネットワーク内の(株)セキュリティハウス岡山(岡山市)で三年余りにわたって〝修行〟を積んだ経験があり、岡山で学んだ防犯のイロハが福井での営業活動にも生かされているという。

「防犯機器は、利用される方に安全と安心を提供するのが最大の使命」と泰嗣氏。犯罪の凶悪化が止まらず、多くの国民が体感治安の悪化を感じているといわれる中、泰嗣氏は「的確なアドバイスと提案で暮らしの安全・安心に貢献していきたい」と話す。

地域密着の利点を生かし、一般家庭から企業、官公庁、医療機関、学校や寺社まで、各分野の防犯ニーズに答えてきたセキュリティハウスのネットワーク。豊富な製品ラインナップを持つことから、多彩な防犯システムの構築も強みの一つだ。放火や窃盗による被害を未然に防ぐため、今後も積極果敢な守りの姿勢を追求していく。

中外日報(平成20年4月10日)

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